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エーザイ、米・C₂Nと協力覚書締結-アルツハイマー病の血液検査法活用で

エーザイは2022年8月24日、同社米国子会社・エーザイ・インクが、C₂NDiagnostics社(本社:米国ミズーリ州セントルイス )と協力覚書を締結したと発表。内容はアルツハイマー病(AD)を含む認知障害者の早期診断と適切な治療に向けた血液検査法活用について。

【C₂N Diagnostics社】
C₂N Diagnostics(C2 N)は、「Clarity Through Innovation」を実現をビジョンとする診断薬専門企業。同社は、脳の健康分野で検査サービスや製品を提供する。同社のバイオマーカーサービスや製品は、診断や治療モニタリングなど患者ケアを改善する臨床的意思決定、神経変性の新規治療法を試験する臨床試験の品質と効率の最大化、医療研究者が新規疾病メカニズムの理解を深め、新規治療ターゲットを特定し、世界の公衆衛生を改善する重要な疫学研究をするための革新的ツールの提供などに使用される。同社の血液検査「PrecivityAD」は、認知障害者への使用目的とした革新的な新しい血液検査で、質量分析プラットフォームを使った血液中のAβ42/40比とApoE prototypeの正確な定量は、医療関係者がアルツハイマー病の特徴的な徴候である脳内アミロイド・プラークの有無を判断するのに役立つという。また、血液中のtau217、tau181のリン酸化型、非リン酸化型の4種を同時に測定するPtau Multi-Analyte Assayを研究目的(Research use only)として発売中。同アッセイは、臨床研究のスクリーニング、疾患生物学のより深い理解、また治験薬の研究を支援することが期待される。

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