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明治HD、医薬事業はスルバシリン、ビラノアが牽引。為替の影響で大幅な増益



明治HDは2022年8月9日、2023年3月期 第1四半期決算〔日本基準〕を発表。売上高2481億3100万円(対前年同四半期増減率4.8%増)、営業利益180億4400万円(同 -3.1%減)、経常利益184億1400万円(同 -3.5%減)、四半期純利益(親会社株主帰属)160億1500万円(同28.2%増)と、増収、営業・経常減益、増益。通期業績は売上高1兆355億円(対前期比2.2%増)、営業利益925億円(同 -0.5%減)、経常利益935億円(同-0.5%減)、当期純利益(親会社株主帰属)625億円(同 -28.6%減)を見込む。


〔医薬品事業〕
医薬事業は、売上高428億円(対前年同期比18.3%)、営業利益前期の -6億円から38億円に回復。営業利益38億円、経常利益38億円、四半期純利益(親会社株主帰属)28億円。抗菌剤スルバシリン、アレルギー性疾患治療薬ビラノア、新型コロナウイルス抗原検査キットが増収。アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの保管・配送・安全性情報収集についての受託収入も寄与。薬価改定の影響をカバーした。

海外医薬品事業は、売上高127億円(同20.9%増)、営業利益19億円(同1266.5%増)。為替の影響で大幅な増収。医薬品製造受託をするインドの子会社が増収。

ヒト用ワクチン事業は、売上高43億円(同 -4.8%減)、営業利益-6億円。前年同期のアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン製造についての受託収入がなかったことが響く。


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