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第一三共、COVID-19感染症mRNAワクチン、国内第3相開始

第一三共は2022年9月1日、自社開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチン(DS-5670)の国内第3相臨床試験を開始したと発表。同試験はCOVID-19ワクチン未接種の健康成人を対象とする。

同試験は、COVID-19ワクチンを未接種、新型コロナウイルスへの感染歴のない国内の健康成人322人が対象。既承認mRNAワクチン(コミナティ筋注)に対するDS-5670の免疫原性、抗体陽転率の非劣性検証を目的とした実薬対照非劣性試験。

【DS-5670】
DS-5670は、同社が独自に見出したカチオン性脂質を使ったCOVID-19に対するmRNAワクチン。新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の受容体結合領域(RBD)を標的にし、高い有効性と安全性が期待される。また、DS-5670は、動物モデルでは、初回投与完了時にオミクロン株に対する中和活性を一定量誘導することが確認された。 DS-5670の研究開発は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「ワクチン開発推進事業」、厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業」の支援を受けて実施している。


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