テルモ、インフレ影響の原価率悪化吸収も販促活動正常化で減益

テルモは2022年８月９日、2023年３月期 第１四半期決算〔IFRS〕（連結）を発表。売上収益1973億4000万円（対前年同四半期増減率14.9％増）、営業利益304億2700万円（同 -17.6%減）、四半期利益223億9800万円（同 -19.7％減）、四半期利益（親会社株主帰属）223億9800万円（同 -19.7%減）と、増収・減益。通期業績は売上収益7750億円（対前期増減率10.2%増）、営業利益（調整後）1510億円（同12.3％増）、営業利益1320億円（同13.8%増）、当期純利益（親会社株主帰属）1000億円（同12.6％）と、増収・増益を見込む。

【売上収益】
売上収益は1973億円（前年同期比14.9％増）、営業利益（調整後）359億円（同10.7％減）。メディカルケアソリューションズカンパニーのファーマシューティカルソリューション、心臓血管カンパニーのTIS（カテーテル）、血管等の事業で増産や新製品効果で増収。

【売上総利益】
売上総利益1,016億円（同7.8％増）。インフレ影響のコスト増加となるが、増収確保。
新型コロナウイルス感染症拡大で抑制された販売促進活動がほぼ平常化で、営業利益（調整後）の359億円（同10.7％減）、営業利益、税引前四半期利益、四半期利益（親会社所有者帰属）は、いずれも減益。

営業利益、税引前四半期利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、いずれも減益。