沢井、前期反動と薬価改定で減益。

沢井グループHDは2022年８月10日、2023年3月期 第1四半期決算〔IFRS〕（連結）を発表。売上収益482億3100万円（対前年同四半期増減率 -4.5％減）、営業利益48億2000万円（同 -43.2％減）、四半期純利益37億2200万円（同- 41.7％）、四半期純利益（親会社株主帰属）36億7200万円（同 -41.8％減）と、減収・減益。通期業績は、売上収益1006億円（対前期比3.4％増）、コア営業利益113億円（同 -29.9％減）、営業利益96億円（同 -30.5％減）、当期純利益（親会社株主帰属）79億円（同 -16.2％減）と、増収・減益を見込む。

国内医薬品事業は、売上収益は387億400万円（前年同期比11.0％減）、営業利益45億700万円（同43.5％減）、コア営業利益（参考値）52億200万円（同43.5％減）と、減収・減益。薬価改定の影響とともに、前期は他社供給停止に伴う需要増で在庫を放出し対応したため、想定内の減収・減益。

米国では、売上収益95億2700万円（同36.1％増）、営業利益は2億5000万円（同36.4％減）、コア営業利益（参考値）は9億2400万円（前年同期はコア営業損失3億8300万円）。2021年度発売製品等が順調に進捗。売上収益は円ベース、ドルベースとも増収 経費削減効果によりコア営業利益、営業利益とも黒字化。