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キッセイ薬品工業、リンザゴリクスの台湾での独占的開発・販売権をシンモサ社に許諾

キッセイ薬品工業は2022年11月2日、GnRHアンタゴニスト・リンザゴリクスの台湾での独占的開発・販売権をシンモサ社(Synmosa Biopharma Corporation、本社:台湾)に許諾する契約を締結したと発表した。同製品はキッセイの自社創製品。キッセイは対価として、シンモサ社から約一時金、開発の進捗に応じたマイルストン、製品販売に伴うロイヤルティを受け取る。

同製品は、新規の経口投与が可能なGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アンタゴニストで、脳下垂体に存在するGnRH受容体においてGnRHと拮抗し、性腺刺激ホルモンのゴナドトロピンの分泌を抑制することで、卵巣におけるエストロゲン産生を低下させ、子宮筋腫や子宮内膜症の各症状を改善することが期待される薬剤。

日本では、同社が子宮筋腫を対象に第3相臨床試験を実施している。また、欧州では本年6月に子宮筋腫の適応症にて販売承認を取得。中国では、キッセイ薬品が中国における独占的開発・販売権を許諾したバイオジェニュイン社(中国)により、臨床試験の準備が進められている。





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