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キョーリン製薬HD、第1四半期決算、薬価改定で売上高246億円と微減。新薬・GE品は伸長も減収を補えず

キョーリン製薬HDは2022年8月2日、2023年3月期 第1四半期決算日本基準〕(連結)を発表。売上高246億1900万円(対前年同四半期増減率-0.3%減)、営業利益4億8900万円(同--)、経常利益7億7900万円(同--)、四半期純利益(親会社株主に帰属する)11億8300万円。薬価改定の影響を受け、減収・増益。通期予想は、売上高1120億円(同6.1%増)、営業利益55億円(同9.8%増)、経常利益60億円(同7.7%増)、当期純利益(親会社株主に帰属する)45億円(同14.4%増)と変更なし。

当該第1四半期連結累計期間の売上高は、新薬群やGE品の伸長もあるものの、同社8%の薬価改定の影響を受け、減収。前年度に計上していた導入品の契約金が減少したことから営業利益は損失から回復。西日本配送センターの火災による保険差益8億7900万円を特別利益として計上。前期の純損失4億6200万円から四半期純利益は11億8300万円に回復した。


■キプロス、ペンタサは薬価改定で減収
主力製品の過活動膀胱治療剤「ベオーバ」、アレルギー性疾患治療剤「デザレックス」、ニューキノロン系抗菌剤「ラスビック」は伸長。一方、長期収載品の気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「キプレス」、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ペンタサ」等は減収。

■後発医薬品事業
後発GE品の品質問題から生じた安定供給問題から、キプレスのオーソライズド・ジェネリック等が前年同期を上回り、売上高81億300万円(前年同期比 5.6%増)。


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