塩野義製薬、LIFESCAPESに約1億円出資-重症脳卒中患者の運動機能回復を目的とした医療機器開発で
塩野義製薬は2022年10月2日、LIFESCAPES(本社:東京都港区)と資本提携を結んだと発表した。塩野義製薬はLIFESCAPESに約1億円出資する。LIFESCAPESはブレイン・マシーン・インターフェース(BMI)技術に強みを持ち、重症脳卒中患者の運動機能回復を目的とした医療機器を開発している。脳卒中は、一命を取り留めた場合でも重度な運動障害を抱えることが多く、長期間の介護が必要となることもある。
現在、重度な運動障害には効果的な治療法が存在せず、アンメット・メディカル・ニーズが高い疾患と捉えられている。LIFESCAPESは、BMI技術を活用したリハビリテーションを繰り返し行い、脳と麻痺部位をつなぐ神経回路の再構築を促すことで、患者の意志で麻痺した手を再び動かせるようになることを目指している。
塩野義製薬は、LIFESCAPES社の取り組みが脳卒中患者のリハビリテーションにおける課題解決に大きな貢献を果たすとの考え。
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