ニプロ、後発品好調で増収も原価率悪化で営利減収

ニプロは2022年８月９日、2023年３月期 第１四半期決算〔日本基準〕（連結）を発表。売上高1278億9200万円（対前年同四半期増減率8.4％増）、営業利益29億5400万円（同 -46.5%）、経常利益73億3700万円（同40.3％増）、四半期純利益（親会社株主帰属）52億7500万円（同59.8％増）、増収・営業利益で減益、経常・四半期純利益は増益確保。通期業績は売上高5400億円（対前期15.1％増）、営業利益275億円（同15.1％増）、経常利益266億円（同 -3.6%減）、当期純利益（親会社株主帰属）156億円（同15.9%増）と経常利益は減益を見込む。

医薬関連事業はの売上高178 億7000万円（前年同期比9.0％増）、営業利益４億7000万円（同 -30.6％減）。後発医薬品の全般的な需要増や、国内向けに輸入製剤の検査包装品の出荷、同社医薬品研究所が開発の後発医薬品の上市、ニプロファーマベトナムで前年度に立上げた新規製品が本格的に出荷開始などで売上が拡大した。原材料・エネルギー価格の高騰による製造原価上昇で、営業利益は前年同期を下回る。