メディパルHD、第１四半期決算　売上高8383億円、純利益82億円、増収・減益。臨床検査薬の需要増加で、売上は増加

メディパルHDは７月29日、第１四半期決算を公表した。売上高8383億2800万円（対前年同四半期比1.6％）、営業利益135億1600万円（同1.8％）、経常利益175億8600万円（同1.3％）、四半期純利益82億7000万円（同-12.4％）。

■医療用医薬品事業
医療用医薬品事業は、売上高5444億4600万円（同1.2％）、営業利益62億1100万円（同15.6％）。

2022年に実施された薬価引き下げの影響とともに、新型コロナウイルスの新規感染者が減少。受診抑制の影響が徐々に緩和され、前年同期と比較し、微増となる。ウイルス感染症関連の臨床検査薬等の需要増加で、売上は増加。2023年３月期連結通期業績予想は売上高３兆333億円（同1.3％）、営業利益465億円（同1.9％）、当期純利益335億円（同13.9％）を見込む。

■動物用医薬品・食品加工原材料等の卸売事業
動物医薬品市場は、売上高185億4800万円（同2.3％）、営業利益6億9200万円（同-5.7％）巣ごもりの長期化により、コンパニオンアニマルの需要が高まったことや、動物用治療薬の進歩により長寿化が進み、堅調に身長した。

一方、食品加工原材料市場では、新型コロナウイルス感染症の影響で、依然厳しい状況にあるが、行動制限の解除なども実施され、外食産業でも持ち直しの動きが見られる。