独立して半年・・・思うこと
早くも、M&Aにて独立して半年が過ぎた。
1年前を思い返すと、当時は独立の話など何もなく、
「本当に自分が独立できるのか?」
という不安な気持ちが強かった。
人間というのは不思議なもの。
まだたったの半年。
しかし、今では独立し自分の薬局をもっているのが普通になった。
環境の変化というのは怖いものでもある。
今、もう一度従業員に戻るとなると少し、、、いや、かなり抵抗がある。
だからこそ、自分が変化し続け、調剤業界の荒波に立ち向かっていかなければならない。
さて、実際に自分の中で独立前後で大きく変わったことを記す。
今、独立を目指している方に少しでも参考になればと思う。
①数字に対する意識が100倍になる
もちろん100倍というのは感覚。とりあえず、数字はめちゃくちゃ気になる。
自分はM&Aでの独立のため、施設在宅をとる、近くに病院ができるなどがない限り大幅増は見込めない。
だからこそ、毎日の数字を異常に気にしてしまう。
・処方せん枚数
・技術料(調剤報酬)
・集中率
・GE率
・手帳算定率
などなど、挙げればきりがない。
本当に毎日が勝負。
毎日、設定している数字に届くかどうかをずっと気にしてしまう。
「処方せん来てくれー!!!」
って、心の中でずっと願っている。
ある種の中毒状態ではないかと思う。笑
独立すると最も気になる事だと思うので仕方ない部分はある。
しかし、いつまでもこのマインドでは先には進めない。
このマインド状態はいい加減に変えないといけないとと思っている。
今日の処方せん枚数はこれまでの積み重ねの結果であり、今日どうすることもできない。
今日できることは今後ご来局いただける患者さんが少しでも増えるように行動するのみである。
患者さんは後からついてくると信じて。
②患者さんが来てくれることのありがたさを実感する
従業員のときは、待っていたらそのうち患者さんは来るだろうという思考が強かった。
しかし、今は全然違う。
薬局の自動ドアが開くたびに
「来てくれたー\(^O^)/」
って思う。
単純に自分の薬局に患者さんが来てくれるだけで嬉しい。
まだまだ処方せんが少ない薬局なので、他の経営者の方よりも自分は強く感じているのではないかと思う。
そして、自分の薬局に来てくれて、お金を払ってくれる患者さんに少しでも付加価値を付けて満足してもらえるように精一杯の対応をするようにしている。
今後ありがたいことに経営が上手くいき、患者数には不安がなくなったとしても、今のこの感覚は一生忘れないようにしたい。
③上手くいかないときのマインドの維持が大切
時々、従業員の時には経験したことがない不安が襲ってくることがある。
一番多いのが
「なんで???何かあった???」
って思うぐらい処方せんが少ない時である(定期的に訪れる恐怖)。
自分はいつも吐き気がしてくる(~_~;)
対処法として、
・処方せんが来なくてもできる”今後に向けてすべきこと”に没頭する
・①でも記載した通り、今日の処方せん枚数はこれまでの積み重ねの結果であり、今どうあがいてもどうすることもできないと考える
こうすることで少しでもネガティブにならないようにしている。
かなりしんどい時もあるが(-_-;)
もちろん、明らかに状況がおかしすぎると感じれば、対処するように動くが患者数は日々変わるものである。
こういう状況が悪い時に一番やってはいけないと考えていることがある。
それは何か???
「他人のせいにする」ことである。
例えば、
・門前病院の集患力がない
・事務さんの対応が悪い
・この立地では患者さんは来ない
経営者として、絶対にやってはいけないと思っている。
他人のせいにした時点で思考停止に陥り、現状打破はできない。
独立した以上、上手くいかないのは全部自分の責任である。
上手くいかないときこそ、マインドの維持はめちゃめちゃ大事になる。
まとめ
自分の薬局を持つからにはいままで意識していなかったことにも敏感になるのは当然だろう。
だから③で記載したような、厳しさを今まで以上に感じる。
働く時間も今までより格段に長くなった。
ただ、絶対に言えることは
「独立して良かった」
今まで以上に仕事にやりがいを感じる。
自分が動かないと何も変わらない状況のため、自己成長につながる。
まだまだ、いつつぶれてもおかしくない弱小薬局であることは間違いない。
だからこそ、毎日手を抜かず、すべきことを確実に行うことが薬局の安定化につながると信じて、これからも日々悪戦苦闘しながら経営していくしかないと思っている。
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