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息子の公立小学校お受験〜どこにも正確な情報がない千葉大付属小学校〜

MRのハルです。
この度、息子に強制的に小学校お受験をさせてみました。
意外と本人も乗り気で、勉強も自分から頑張っていました。

公立小学校お受験に関しては、ホントかどうかわからない謎のネット記事ばかりで、特に個別の小学校に関する情報は皆無。
受験対策塾の専業分野、みたいになってる印象。

そこで、千葉市民を代表して、千葉大付属小学校、通称「付属小」の受験の申し込みから当日レビューまで、その全てをここに記します。
今年(2022年)は終わったばかりなので、来年の受験をお考えのマダムには参考になるかな〜とおもいます。

千葉大付属小学校受験基本情報

・考査はペーパーテストと行動観察。親子面接はない。
・待ち時間は電子機器使用不可。使用すると不正とみなされ失格。
・寒い。
・一般応募からは男女別で20~25名ずつ合格するらしい。受験者は毎年男女100名ほどで、合格倍率4~5倍。合格は狭き門。
・過去問の記載によれば考査は3時間から3時間半。ただし、公式に学校側から考査にかかる時間は伝えられていない。終了時間は不明。

①入学希望者説明会

10月末に説明会が開催されます。
この期間は、願書配布期間となっており、この日に願書ももらって説明を聞きます。内容は割愛しますが、1家庭1名の参加で、200名以上の保護者が集まっていた模様。説明会では、質問も受け付けていましたが、考査に関することはもちろんノーコメント。「換気するから寒さ対策などしてきてね!」みたいな感じで、願書に同封された案内以上の情報はありませんでした。

②願書提出

11月の中旬の2日間、願書提出日が設定されているので、銀行振込してその切れっ端を添付して学校の事務へ提出。私は行ったのがほぼ受付期間の終わりの方でしたが、通し番号は110番台でした。
例年、男女別で100名ずつの受験者となるようで、今年もそのくらいの受験者数になったようです。
この通し番号はあくまでも提出時の管理のみで、当日の受験番号は、当日受付時に抽選となります。

③受験前日までの服選び

2022年は12月1日が受験日。
この日はここ最近で1番の冷え込みで、防寒対策必須との情報が。
うちは前日までに下記の物を準備。

子供用
・白長袖のポロシャツ
・紺のベスト
・パンツ(チノパン)
・名前なしの上靴
・おやつ
・折り紙
・絵本

親用
・スリッパ(室内履き)
・靴を入れる用のビニール袋
・小説(待ち時間用)
・トートバッグ大、トートバッグ小

ここでまず最初の難関、子供と親の服装どうするか問題。

子供は「動き易い服装」をしてくるように案内に書いてあります。
白ポロシャツ、紺ベスト、茶色のチノパンを用意していたものの、チノパンがちょっとサイズが大きかったため、黒の伸びるけどピタッとしたパンツに変更しました。

⇒結果、会場ではこの組み合わせの男の子が多く、正解だったようです。悩んでる方はこの組み合わせをおすすめします。

親は、私が付き添いなのですが、最初は面接もないしビジカジュでいいか〜と考えていましたが、結局服選びが面倒になりスーツで行くことに。

⇒会場では、2割くらいはパパの付き添いで、みんなスーツでした。面接はないので、ビジカジュで良いと思いますが、気になる人はスーツで行けばやっぱり間違いはないです。

④ついに受験当日

当日、家から会場へ。
公共交通機関推奨なのは承知してますが、あいにくの雨で激寒い!
結局、車で行きました。早めに到着し、車で待機してましたが、近隣駐車場が満車になることはなく、微妙な距離の方は車でも大丈夫です。お金は多少かかりますが大したことはないです。

まずは受付。
周りの受験生達につられながら歩いて小学校の入口まで。

受付で少し並んでました。
受験票と顔を確認して、受験番号の抽選です。
抽選方式は、長細い厚紙に数字が書いてあり、それを引くだけ。
残り少なくなってましたが、くっついていて2枚取れてしまい、再度引き直し。後半の方の番号になりました。

体育館が子供の待機場所で、番号ごとに親子の席が用意してあります。
フェイスシールド、番号の書かれたゼッケンシール2枚(背中と左胸に貼付する)、親用の首下げ番号、の3点と注意事項の書いた紙が用意してありました。

それを見る限り、受付時間終了後、すぐに親は別室に案内され、子供は体育館で一人で呼ばれるまで待つようです。

慌てて、小さなトートバッグに、子供用のおやつ、水筒、折り紙や絵本、お手拭き、タオル…など、数時間の待ち時間に耐えうる品々を詰め込み、子供に今からの流れを説明。
わかったのかわかってないのか、すでにおやつをポリポリ食いながら話を聞く我が子。
これも修行か、と一抹の不安を抱えながら、親は控室に誘導されました。

保護者控室に入ったのが8時50分頃。
親の控室は体育館隣の教室で、小さな机と椅子があてがわれております。換気のため窓が開いていたので、窓側の席は死ぬほど寒く、ひざ掛けなど合るとグッドです。
番号通りに着席し、トイレ以外は私語を慎み、電子機器も使えず、ひたすら待ちます。
子供の様子はわかりません。

うちの子、緊張や寂しさで泣き出しているのではないか…
トイレに行きたいと言えず、漏らしてはいないか…
他の子とケンカなどしていないか…

様々な不安が頭をよぎります。
スマホも使えないため、小説を読みながら待ちます。
度々、トイレに立ち上がり向かうと、トイレは子供が待機している体育館の前のため、少しだけ中の様子が見えました。
10人くらいずつグループで呼ばれているようで、後の方の番号の子達は、まだ待機している様子がちらっと見えます。

10時くらい(待機して1時間ちょっと)にトイレに行った際に、ちょうど我が子の前の番号まで放送で呼ばれているのが聞こえました。ということは、息子は一人で1時間以上、大人しく待っているということです。

心配になったり、不安になったり複雑な思いが交差しながら、待機室へ戻り小説を読みました。

11時25分に、保護者は全員体育館へ戻されました。
2時間30分ほど待機していたことになります。子供はこのあと順に戻って来る様子。
自分の番号の席へ戻ると、少し子供の席が散らかっていたのでそそくさと片付け。
折り紙が得意な我が子は、20作品ほど作り上げていました。一人で時間を潰せただけでも、心配していた親としては感動ものです。

帰り支度の説明を受け子供を待ちます。結果、12時頃に順番に子供達が帰ってきました。
受験番号順に、若い番号と最後の方の番号の子では1時間以上タイムラグがあったはずなのですが、帰ってくるタイミングは一緒でした。
考査の時間は過去問集には3時間とか3時間半と書いてありましたが、これは親の待ち時間です。実際の考査自体はもっと短いはずです。
もしくは…この待ち時間自体も考査のひとつとされている可能性も大いにあります。

笑顔で帰ってくる子供を見て、
なんかウルッときました。
知らないうちに、というわけではないけど、
親が気づかないうちに彼も大人への階段を登っていたようです。

こちらの心配もなんのその、待ち時間はたくさん折り紙を折って、トイレも1回自分で行き、同じグループの子とも仲良くできたと笑顔で報告してくれました。

流れはこんな感じで、嫁さんの準備も良く、困ることなく受験を終えました。
ほぼ記念受験なので、落ちても学区の小学校に楽しく通えば良いだけ。気は楽です。

以上が千葉大付属小学校の申し込みから当日までの現地レポートです。よく、親の身なりや態度も見られている、など信疑の不確かな情報を目にしますが、待機場所に先生が張り付いているわけではないので、そんなチェックはされてない印象でした。

執筆時点ではまだ合否の発表前。
結果はご想像におまかせします。

この情報だけでも、周りに経験者がいないと得られないかと思いますので、今後の未来ある子供を持つ親の参考になれば幸いです。

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