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clubhouseとフランスのサロン文化


フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んでいました。

サロンは近代ヨーロッパの17・18世紀にフランス貴族の間に
存在し、主人(女主人である場合も多い)が自宅に文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しむ場であった。

会話を最も重要なコミニケーションの場として、 
文学家、哲学家、音楽家、芸術家、または政治を議論したり、
詩や小説の朗読、音楽の演奏、演劇の上演などが行われる。

そこでは、文学者が自作を朗読したり、文学論、演劇論が交わされるなどがあり、ここで現代に残る作品が誕生したりすることがあったようです。

現代でもフランスでは週末に自宅で友人や知り合い、家族を呼んで会食をすることが多くあります。

その時にお招きされた方が友人を連れて行くこともあります。(お招きして頂いた方の承諾を得て)

フランスは基本的に女性も職業を持っている人がほとんどなので、そこで、いろいろな職業の方と知り合うことが出来、非常に楽しい会話の時間を持てます。

日本では、自宅に友人を招いて食事を楽しむ文化がほとんどないので、異業種の人と知り合う機会が少なく残念でした。

私も日本に帰国してから、そのことを非常に寂しく感じていました。

しかし今年始まったclubhouseではそれが変化してきているように感じます。

自分の興味のあるroomにはいり、職業は関係なく自分が話したければ、どんどん話すことが出来、現実にお会いして新しい企画が生まれたり新しい文化が生まれて初めています。

正に、フランスの貴族時代のサロン復活の兆しが、今見え始めているのではないでしょうか。

これから新しい文化がどのように変化していくかと思うと、楽しみでワクワクです。


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