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羽化不全の話

クワカブをブリードしていると、誰もが一度は体験してしまう事がある羽化不全。

蛹から成虫になる時に、身体のどこかに障害をもってしまう不幸な出来事である。

最悪そこで終わってしまう個体も少なくはない。


実は自分、今までに何匹ものクワカブを幼虫から成虫にさせてきましたが、飼育してきた中で羽化不全になったことがあるのは片手の指で数えられる程少ないです。

たまたま運が良いだけが、それとも飼育の腕の良さなのか(笑)とてもありがたいことです。

今回は羽化に関するお話をしてみたいと思います。

これは私個人の意見ですが、人工蛹室はあまり好きではありません。

人によっては蛹になるや否や、人工蛹室へ移す方もいらっしゃいます。
勿論それは個人の自由です。

私も勿論人工蛹室を使いますが、あくまでもエサ交換などで迂闊に蛹室を壊してしまった時だけで、緊急時のみの使用です。

羽化を見たいから、観察したいからという目的では一切やりません。

やはり、幼虫が自分で作った蛹室で羽化するのが自然なのではないかと考えております。

湿度や気温、条件などが完全に揃っているのが自分で作った蛹室だと思います。

蛹室に何らかのアクシデントが起こった場合はそれに当てはまりませんよ!
・キノコが生えた
・コバエや他の虫が沢山増殖したなど

ちなみにカビはアクシデントに入りません。

瓶底に蛹室を作った場合は蛹になる前にゆっくりと逆さまにしております。
それで殆ど大丈夫です。お試しください。

これは数少ない起こった不全の子です。

出来る限りこういう子にならないように飼育者が上手くしてあげたいところですね´д` ;

結論:
・できる限りの自然の蛹室での羽化。
・人工蛹室はあくまでも緊急用
・不全が少ないのは自分の腕ではなく、虫達の実力。

私はこれからもこのスタイルでやっていきます。

以上羽化不全のお話でした。
参考にしないでくださいね^ ^

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