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巨石信仰 - かじぃのポータル再訪記 13 ショウケのドルメン

みなさん、お久しぶりです。
かじぃです。
しばらくサボってました。
諸悪の権化はNetflixです。
あと、FGOとかポケ森とかツイステとか二ノ国とかあの辺です。
小説とかも書いてましたけど、そのうち再開すると思います。

というわけで(何が「というわけ」なのかわかりませんが)、もうみんな忘れ去っているであろう企画、ポータル再訪記。
完全復活とは言えませんけども、不定期に再開できたらいいなと思います。
まぁ、今回の復活はアレです。

そう、コレ。
深津庵さん「大小問わず」って書いてありますから。
だったらコレも入るでしょ?ポータル再訪記。
え?無理がありすぎる?
ちゃんとポータルハックしてんだからいんだよ!こまけぇこたぁ!!

閑話休題。

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イン活でしょ?ね?イン活。
先日、6/20にこんなメールが返ってきました。
はい。ポータル名称変更の申請が見事に却下されたメールです。
どんな変更をしたかと言いますと「ショウケのドルメン」というポータルが福岡県飯塚市庄内というところにありまして、それを「大野の腰掛石(旧ショウケのドルメン)」という名称に変更したいという申請だったわけです。

そのポータルがコチラ。
でっかい平べったい岩があって、それを祭祀用の柵で囲ってあるわけです。

名称は「ショウケのドルメン」。
「ショウケ」というのは福岡市の方から筑豊地区の飯塚市に抜ける峠の名称です。
神功皇后が福岡から大分へ向かった際、ショウケという竹などの木材で編まれたカゴに乗ってこの峠を越えたという伝承から、「ショウケ越」という名称がついたと言われています。
漢字はなく、カタカナで「ショウケ」です。

で、ドルメン。
歴史に興味がある方なんかはご存知でしょうが、日本語訳では「支石墓」です。
縄文時代に作られた、細長い岩をそのまま柱にしてぶっ立てて、天井に平べったい岩を乗っけて墓にしたものです。
正確にツッコミを入れるのであれば「いや、これは岩を柱にしてるわけじゃないし、墓でもないだろ」という話になるのですが「ドルメンという名称をよく知ってましたなw」という意味で、オレ的にはアリ。
クスッとしました。

とは言いえども、です。
周囲に史跡の説明案内の銘板もない状態。
「こりゃいったいなんだ?」という疑問はわきます。
そういう「疑問を晴らす」のも「知らなかった事を現地で知る」のもIngressの面白さなわけです。

幸い、ジールドラゴンが数時間後に示唆してくれました。
なるほど、神功皇后の腰掛石。

Google先生で検索してみると、確かにそのようです。

というわけで名称の変更申請をしたのですが……w
ここで話が戻るわけなんですが、見事に却下されたわけですw

「なんでやねんwwww」
というのが最初の感想でした。
そのまま「なんでやねん!www」ってTweetしてもよかったんですが、不用意にTweetすると煽られたり絡まれたりするのが修羅の国Twitterランド。
大人になって冷静に考えないと、だいたいロクなことにならないのは分かっています。
伊達に14年もTwitterに住み着いてるわけじゃありません。
「その割にはよく変な議論やってんじゃん」っていうツッコミは要らないです。

冷静になって却下になった理由を推察してみようではありませんか。

推察A:かじぃが嫌われ者だから、Twitterで報告した変更申請を見た嫌ってる人がみんなで却下しまくった。

完全に被害妄想ですね。ランダムで不特定多数の人達が審査に携わるわけですから、かじぃがいくら嫌われ者だからって、審査を行った人達のうち、かじぃを嫌いな人が過半数を占めるとは考えにくいです。
これは「かじぃが嫌いな人は少ない」という話ではなく、あくまでも「かじぃ=誰?という人が大多数」という話です。

推察B:(旧ショウケのドルメン)という文字が余計だった。

可能性はあります。
でも、「ドルメン」ってのはちょっと気に入ってるので、できるだけ残したかった。
それが仇となったというのなら、この却下は甘んじて受けるしかない気がしますね。
()で旧称残すくらいなら、そのままでもええやんっていう理屈は理解できなくもないです。

推察C:このポータルが「大野の腰掛石」かどうかがよくわからん

これもあり得ます。
先程のBLOGには「大野の腰掛石」と書かれていますが、色々検索した結果、そう書かれているのは先程のBLOGだけのようです。
しかし、一応、神功皇后の腰掛石であることは間違いないようです。
というのも、下記の飯塚市観光協会のPDF資料に書かれています。
(4)の腰掛石がそうです。

推察D:腰掛石ってなんぞ?

あり得ます。
ポータルの説明には何も書かれていません。
腰掛石が何なのか一般的に知られていない上に、由来を書かれていなければ判断のしようがないのかもしれません。

ということは、まずはポータルの説明に「神功皇后の腰掛石」の伝承を申請し、その上でタイトルを変更した方がよさそうです。


最近知ったのですが、巨石信仰というのにも幾つか種類があるようです。

腰掛石:聖者や歴史上の偉人が休憩したという伝承が残っているために、信仰の対象となった巨石。伝承は必ずしも歴史上の事実ではないのがミソ。巨石が信仰されてたから腰掛石の伝承が生まれたのか、腰掛石の伝承から信仰が生まれたのかは不明。ノリは仏陀の足跡がついた岩である仏足跡に似てる。

磐座(いわくら):山の神が降りてくる巨石。信仰しているのは巨石ではなく、降りてきている山の神。

磨崖仏:巨石に彫られた仏様。巨石があって信仰されてたから仏様が彫られたのか、仏様が彫られたから信仰の対象になったのかは分からない。

遙拝所:聖なる山や島等を遠くから拝むための場所に置かれた(もしくはちょうどいい場所にあった)巨石。

ドルメン(支石墓):古代のお墓です。古墳よりも昔の古墳みたいなもの。古墳も信仰の対象になってたりしますので、墓を拝んでてもおかしくはないです。

他にも細々したカテゴリがあるようですが、今回は割愛。
注連縄が飾ってある巨石というのは、こういった信仰の名残ですので、近所にないか探してみるのも面白いかもしれません。

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