ソコタノ日記:残存タスクあって当たり前。そのつもりでいないとやっていけない。

退職生活を楽しむソコタノ日記です。

退職したらタスクを全部こなせると思い込んでいた

2021年3月の退職を目の前にして考えていたのは、退職したら時間がたっぷりできるということ。そして、それによって、やるべきタスクはその日のうちに全てこなして、夜には満足していることだろうなぁということです。

退職してみたら、毎日タスクが残った

でも、実際に退職してみると、そんなことはまーったくありませんでした。基本的に、やりたいことはたっくさんあり、それを実行しながらも、さらに新たにやりたいことが生まれてきました。仕事を辞めたのだから、周りとのご縁も薄くなり人との関わりに由来するタスクも減るかと思いましたが、さにあらずというところでした。
そのため、朝、iPhone のタスク管理アプリたすくまに仕込んだタスクが1日で全て完了するということは、約250日の間、一度もありませんでした。夜、その日のふりかえりをするときには、サスペンド処理の連続になりました。

タスクが残って当たり前、卑下することはないんだ

ふりかえりのとき、いくつものタスクをサスペンドしながら、自分は退職して時間ができても、全てのタスクをこなすことができていない……ダメじゃん! って思いました。まあ、いい加減な性格ですから、そういう日もあっていいんだよぉーんって考えることもしばしばでしたが。
とはいえ、自分で計画しておきながら、それを実行できないというところに、忸怩たる思いしないわけではありませんでした。

しかし、あるとき気づきました。200日以上も続けてタスクが残ってしまうということは、それが特殊な事態ではなく、ごく普通のことなのだと。たまにあることならば、それも失敗と考えることができます。けれども、連続して起こるということは、それが普通のことだと考え直したのです。
考えてみれば、そのタスクが残ったからといって、大きな損失になることは一度もありませんでした。できなかったり延期したりしても困るなんてことはありませんでした。自分のやっていることは、上出来だったのです。

大失敗しなければ、タスクは残って当たり前。それで、自分を卑下してもなーんにも得することはありません。もちろん、タスクの時間配分、順序の再検討、要不要の精査は必要でしょう。が、だからと言ってタスクを全てこなすことがゴールと考える必要はないのです。
個々のタスクの目的があり、それが達成されれば、個々に成功。それが多くなればラッキーくらいに考えればいいのです。

大事なのは、タスクが残ったとき、その原因を自分に求めないこと。タスク管理ってのは、そんなものだって考えれば良いのです。

そう考えるようになると、できないことをマイナスとするのではなく、できたことをプラスに見られるようになりました。朝、ゼロだったものに、次々とプラスが増えていくと考えれば、大満足です。

退職して色々と自分のことを見直せるようになりました。

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