小説ぽく書いてみた文章(フィクションです)
(1)
今年の冬はいつもより厳しい気がする。本当にそうなのか加齢のせいなのかはよくわからない。
秋葉原のブックオフで文庫本を何冊か買って、家の近くのドトールでノートを広げて原稿のことを考える。締め切りが迫っているのに何も書くことが思いつかない。自分の中に書くものがなければ外を観察すればいいのだろうか。でもそういうの苦手なんだよな。そんなに他人に興味がないし。
今みたいな生活がいつまで続くんだろうということを考える。まともに就職などをしたほうがよいのだろうか。今さらもうできないけど。
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