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鈴木みのりちゃん1stLiveTourの振り返りと、誓いの話。

1stLiveTourの初日福岡公演から、ちょうど1年ですね。
誰もが忙しい3/31に、遠く離れた福岡の地での開幕で、最後まで見ると飛行機に間に合わないという、とんでもないツアーの始まりを思い出します…w

ということで今回は、色々と自粛ムードの中で時間が出来たので、この時間を使って当時の感想等々を文章としてまとめておこうかなという感じです。

内容としては、1stLiveTour開催の発表があった収穫祭2018〜1stLiveTour(2019)、あとおまけで収穫祭2019の感想とかです。
ライブMCとかも要所は載せてありますので、興味ある方は是非。


なお、2018夏以前の話(〜Crosswalkリリースイベント)はこちらで。
https://pgnm7.blogspot.com/2018/10/blog-post.html

(ちなみにお陰様で以降もぽつぽつと3通ほど、お手紙を出すことが出来ました。届けるという意味でもそうですし、自分の記録という意味でもいい習慣になったなと思っています。)

その他関連記事:鈴木みのりちゃんのCrosswalkが好きすぎて、 撮影地の伊東に行った話(聖地巡礼)
https://pgnm7.blogspot.com/2018/06/crosswalk.html


2018.9.30 収穫祭@ヒューリックホール東京

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この日はみのりちゃんの誕生日前日、そして20歳最後の日でしたが、大型の台風が西から接近。
今となっては増えてきた計画運休ですが、首都圏のJRで計画運休が行われたのはこの日が初めてでした。
西への帰路が断たれ、東京近県への帰りも怪しくなる中でしたが、開催の発表がされ会場内へ。一部の内容を縮小はしたものの、近県への帰れる範囲で最大限に詰めて実施してくれたのは本当に感謝でした。
この日のイベントはすごく手作り感のある感じで、A&Gの誕生日回みたいなシンプルなセットとか、お歌パートでも着席で手拍子したりとか、昔ながらの声優さんイベントって感じの、いい雰囲気のイベントでした。

印象的だったのは、歌パートでの、珍しい黒のすらっとした衣装での登場でした。
この衣装でピアノの音をバックに歌う姿を見て、20歳という年齢の持つ、独特の初々しいけれど大人な表情も垣間見える感じがなんとも魅力的で。
勿論、合間に見せる20歳らしい笑顔や歌も素敵なのですが、少し大人な、新しい歌の表情が今回、見られたような気がしています。
(みのりちゃんは恥ずかしがって茶化されたりすることも多いので、というのもあるかもしれません…w)

何曲か感想。
この日聴いたちいさなみのりは、そんな大人な雰囲気も相まってか、なんだか5月のリリースイベントで初めて歌ったのとは別物のようで、遠い未来に向かった強い決意というよりは、みのりちゃんが言っていた上手くいかなかったこと、悔しかったことを経て、その上で今の鈴木みのりとして歌っている感じが伝わってきて。
特にちいさなみのりと分かってるけれど…の部分は今までトーンを下げて?歌っていたような気がしますが、この日は擦り切れるようというか、訴えかけるように歌っているようで、まっすぐなメッセージが、すごく大人を感じさせる表情でした。

また、この日初めて聞いたinvisible rain。みのりちゃんの歌から詞がすっと頭に入ってきて、加えて、苦悩・難しさのようなものを感じさせる表情で歌うAメロから、光が指すまではいかないかもしれないけれど、サビでは前向きな感じになっていくようなニュアンスがすごく良かったです。
バックが水色の空のようになっている演出もとても世界観に合っている気がして、このライブですごく好きになった曲でした。

歌パートの最後は、20才の約束。
20才の終わりに、今日までと、そして今のこの一瞬を大事に噛みしめるように、1ワード1ワードがすごく丁寧に紡がれていて、やっぱり私はフレイア…のMCからルンピカを聴いた流れでのラスサビの「抱きしめて進もう…」は、ファンとしても素晴らしい、最高の20才の締めくくりでした。

また、この日はツアー開催の発表も。
他のアーティストのライブツアーの発表は何度も過去に聞いてきましたが、この日は発表を聞いた瞬間、心の底から声が出るほどすごく嬉しくて、自分で自分にびっくりするくらいでしたし、そこで頭がふっとんでしまったというか、そこからの帰路中も頭がぐるぐるして。
ここまでのみのりちゃんのパフォーマンスをずっと見てきて、そしてそれに続く次のステージである初めてのツアーで、各地でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、すごく楽しみでした。


2018.12.20 1stAlbum「見る前に飛べ!」リリース記念イベント@池袋

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続いて12月のリリースイベント。

この日の1曲目は「見る前に飛べ!」。タイトルを叫んでの登場は、1stAlbumの飛び出すような勢いをより現しているようでした。
一方、曲に入ると、やや暗めのトーンのAメロは目を閉じたり、自問自答する、自分と向き合うように歌い、サビに向かって心の叫びが漏れていくような歌い方は、まるで切迫したお芝居を見ているかのようで、すごくすごくメッセージが伝わってきました。
何より、最後のサビでは目をはっきりと見開いて、まっすぐに遠くを力強く見つめていたのは、歌詞とのリンクがすごく鳥肌ものでした。

このあたり、少し前の明治大学の学園祭で話していた、声優のお仕事を通じて自分のダメなところを認められるようになったという経験、そして、帰ってくる先は決まっている、私は私のままでいるというストレートな思いがすごく乗っているようで。

また、2曲目のおセンチなメンタルは基本笑顔だけど少し複雑な感情が混ざったような表情を、3曲目のastro travelerは、詞を1つ1つ置きにいくような優しい表現が独特の浮遊感のある世界を感じさせて。
最近思うのですが、歌ってどこか写真のようだなというか、日常を切り取ったり、時には嘘であったりという点で似ている気がしていて、ここまでの3曲も、歌の表情やニュアンスに幅があって、みのりちゃんの色々な面を切り取った、まさに「全部が私」な、名刺代わりの1枚だなと感じました。

そして極め付けが、4曲目に歌ったヘンなことがしたい。
曲中でテンポがコロコロ変わって拍が取りにくく、曲の展開も、出されたお題でエチュードをやってるかのような変わり身の早さで、歌の途中でちょっと下を向いたと思ったら、次の瞬間には表情が変わっていたりと、歌というよりは舞台でも見ているかのような感覚でした。よくあんな曲歌えますね…という感じで。(褒め言葉です)

最後の〆はデビュー曲。
池袋のあんな混雑するショッピングフロアでネギを掲げて、狭いスペースを何度もぐるぐる走り回ったのは中々面白かったです。
というか走りすぎて曲の出だしに間に合わなかったりw(最近のとりあえずネギ持たせとけ感すごいですね…)

ちなみに、個人的には、このアルバムを聴いて特に印象に残ったのは「心が、青い。」でした。
ラジオの中で言っていた「変わりたい=自分との向き合い方を新しく見つけた、であって、そこからどうやって自分と向き合っていくか=変わること」という解釈が、何か今まで言語化できなかったことが言葉として起こされたような感覚で、すごく響いたというのか、自分自身が生きていく上で、何か大事なヒントをもらえたような気がしています。


2019.3.31〜2019.4.14 1stLiveTour「見る前に飛べ!」@福岡・東京・大阪・愛知

(+2019.9.28〜2019.10.1「みのりんご収穫祭2019」@大阪・愛知・東京)

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そして本題のツアーの話へ。
まずは福岡初日。福岡はちょうど桜の綺麗な季節でした。

この日は個人的に、新しい部署への配属前日という事もあり、最後の曲途中でやむなく離脱し、羽田行き最終便へダッシュという何ともバタバタな日でしたが(笑)、最初のステージに立ち会えた事がすごく嬉しかったですし、パフォーマンス、すごく楽しませていただきました。
1stLiveTourの初日というのに加え、何より初めてのフルライブでしたが、福岡は特にアットホームな雰囲気だったというのもあってか?、変に飾ったりもせず、すごく自然体で歌われているような印象でした。
初のフルライブで1曲1曲を丁寧に、それぞれ違った表情で繊細に表現して届けてくれたのは本当にすごかったですし、最終日に向けて、そして長い意味での今後がすごく楽しみにになる、心から来てよかったと思える初日でした。

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次の東京公演は対照的に、ツアー中1番の?大入りで、盛り上がりも凄かったように思いました。
ただ、少し力が入っていたというか、自然体で臨んでいるが故?でしょうか、心配事?不安?のようなものが歌に乗っているような瞬間があったような気がしました。
(意見には個人差があると思いますが、)個人的にはその後の大阪・名古屋の2日間のパフォーマンスを見る限り、東京公演後に彼女の中でうまく消化できたのかな…とは勝手に思っていたりします。

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その大阪・名古屋公演では、MCでみのりちゃん自身の過去のお話をたくさん、包み隠さずにしてくれて、みのりちゃんのことをより深く知ることが出来たなと思っています。
それもあってか、すごく純粋に曲に入り込めているように見えて、こちらもすごく心を動かされましたし、何より気持ちの乗った様々な表情の歌がすごく素敵で。

感想やMCについては、当時書き留めたものがあるので、そのままの記述で読んでいただければと。
https://togetter.com/li/1487315
(大阪名古屋のMCはかなり細かく書き留められたと思います。みのりんご収穫祭2019の話もこちらで少し。)

この中で、名古屋で言っていた、「昔から言っていた夢とかやりたいことに関して、(自分に対して)ダメだと思ったことはない」というのは特に印象的で、心からすごいなと思いました。
自分で自分を信じられるのは、大変な苦労や繰り返しの努力を乗り越えた先にしかないと個人的に思いますし、すごく尊敬するのと同時に、そういったまっすぐな姿がとんでもなく好きだからこそ、自分はこんなにも歌やライブが好きで、みのりちゃんのライブにも足を運んでいるのだなと、今回改めて気付かされました。

また、収穫祭2019では終始、歌とお芝居が本当に楽しいという感じで、目の前の1曲1曲に思いっ切り入り込む歌(お芝居)がすごく印象に残っています。
そんなみのりちゃんを見ていて、改めて目の前の事を全力でやるってやっぱり素敵だなと思いましたし、そういう濃い時間の過ごし方は、大変なことはもちろんあるけれど、楽しいということを、改めてステージを見ていて思い出したような気がします。
その意味で、すごく刺激のもらえた、素敵な歌を聴けたイベントでした。

ということで今回はここまで。
ライブに行けなかった方に少しでも、当時の出来事が伝わっていれば嬉しいです。
長文、お読みいただきありがとうございました。


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