【原神】聖遺物スコアの意味について再考する

みなさん一度はこのようなことを考えたことはありませんか？

「なぜ、聖遺物スコアの計算式はこれなんだろう？」と。

今回は、聖遺物スコアについての私見を述べます。
私と同様の疑問を持たれた方は、きっと参考になると思います。

聖遺物スコアってなに？

まず、そもそも聖遺物スコアが何か、という話からしましょう。

聖遺物スコアは、聖遺物のサブOPの価値をスコア化したもので、次の式で求められます。

$$
聖遺物スコア = 攻撃(\%) + 2 \times 会心率 + 会心ダメージ
$$

スコアが高ければ高いほど、その聖遺物の価値は高いという指標になるものですね。

聖遺物スコアの算出式に疑問を抱いた経緯

きっかけは、ティナリの理想ステータスについて考察している時のことでした。

アタッカーの理想ステータスを考える上で、指標の1つとなるのが、最終ダメージの推定値です。

今回、ティナリは激化アタッカーで育成する計画だったため、ダメージ計算式に関わる聖遺物のステータスは、攻撃力、元素熟知、会心率、会心ダメージの4つです。

ところが、聖遺物スコアで計算すると、この4つを同時に評価できなかったのです。

そこで、聖遺物スコアの意義を考えるに至りました。

結論

考察の結果、聖遺物スコアとは「アタッカーの聖遺物として価値があるかをプレイ中にざっくり把握するためのもの」と結論づけました。

おそらくですが、サポーターにはスコアはあまり意味がありませんし、元素反応アタッカーではスコアと最終ダメージの相関が弱くなると思われます。

逆に、反応でダメージを稼ぐわけではない神鶴万心や岩共鳴パ、モノハイドロなどは聖遺物スコアと最終ダメージの相関が強くなると考えられます。

聖遺物スコアの導出

プレイ中にざっくりと聖遺物の価値を把握するには、アタッカーに必要なステータスがどれだけあるかを、できるだけ簡単な式で評価しなければなりません。

最も単純なダメージ計算式は次のようになります。

$$
ダメージ = 攻撃力 \times 天賦倍率 \times \{ 1 + 会心率 \times ( 1 + 会心ダメージ ) \}
$$

この中で聖遺物のステータスが関わるのは、攻撃力、会心率、会心ダメージの3つです。

とりあえず、この3つが大きく伸びた聖遺物はざっくりスコアが高いと考えます。

ところで、それぞれのステータスは、伸び方が異なりますね？

攻撃(%)なら最大5.8%、会心率なら最大3.9%、会心ダメージなら最大7.8%です。

これを考慮して重みづけした式を考えると、こうなります。

$$
式1：k = \frac{攻撃(\%)}{5.8} + \frac{会心率}{3.9} + \frac{会心ダメージ}{7.8}
$$

両辺に7.8をかけて分母をはらうと

$$
7.8k \fallingdotseq \frac{4}{3} \times 攻撃(\%) + 2 \times 会心率 + 会心ダメージ
$$

ここで、7.8k = Sとし、攻撃(%)の係数を1にしてやると

$$
S = 攻撃(\%) + 2 \times 会心率 + 会心ダメージ
$$

見慣れた聖遺物スコアの完成、というわけです。

ちなみに、式1で求めたkは、ダメージに関わるステータスが、どれだけ伸びたかを表す指標になっています。

また、攻撃(%)を等倍にしてやったのは、暗算で分数をかけるのがダルいというのと、ベネットや炎共鳴のために攻撃は盛りやすいため、下方補正をかけても良いだろうという判断でしょう。