【ネタバレあり】バビル2世の感想

先日バビル2世を読み直して面白かったので、感想をここに書き留めておこうと思います。
考察はなし、ただのオタクの感想です。

いつも学ランのバビル2世

バビル2世、どんなに服がボロボロで、血や瓦礫などで汚れようとも身体と同じように服も蘇生します。
あれも能力の一種なのか、替えがあるのか、とても気になります。
たまに呑気な性格になるのが10代でかわいい。
大人っぽいわけでも子どもっぽいわけでもなく、不思議な少年。

3つのしもべ

み〜〜〜んなかわいい。大好き。
真っ黒なロデム。御主人さま、とテレパシーで呼び続ける姿が愛しい。
実はロボットなロプロス。危険を感知したときはバビル2世を振り落とす優しさに心打たれます。
いつも無表情なポセイドン。でかくて強くてとにかく最強最硬。ラストの戦いでのポセイドンは、どんな攻撃にも屈しなくてカッコ良かったです。
しもべ以外でも、バベルの塔も、自分で考え、話し、行動するのがかわいく見えてきます。
バビル2世のちからでの命令以外、本物の友情があるのかないのか分かりませんが、その分からなさ、怖さ、不思議さも魅力です。

ヨミ

結構部下想いの面があって好き。
バビル2世とは良い好敵手の関係というイメージ。
自分の信念を持っていて、ヨミを慕ってる人(部下)がたくさんいるのも納得しちゃいます。
”最後のヨミの願い”を認めてくれるバビル2世も好き。

伊賀野さん

この人が登場するときだけ空気が変わって、とにかく言動が面白くて大好きですw
バビル2世も、絶対に邪険にしない優しさ。
最初はバビル2世のことを子ども扱いしてたのに、段々と友人や仲間ポジションに落ち着こうとしてるところが彼の良いところだと思います。

ラストについて

ヨミを憎めない分、最後は手放しでやったぜ!と爽快な気持ちにはならないのが、少し切なくてとても不思議な気持ちになる展開でした。
バビル2世の孤独さも感じられるというか…ヨミは多くの人を部下として持っていましたが、バビル2世にはしもべと塔と、数人の協力者だけですよね。
そこも力をどう使うか、対比になっていたのでしょうか。
バトルもハラハラドキドキな展開で、なかなかの心理戦でしたね。お互いの駆け引きや、お互いの能力を認めあうところが見ものでした。

昔から何故か気になってて買ったのですが、いい出会いができた漫画でした。