あの夜が夢のように だいぶ 素敵すぎてしまった


ロマンスポルノ2日目の9月8日も東京ドームの近くのホテルを予約していて、

そしてあの夜が素敵すぎてしまったから、現実に戻ることが難しくなった。

深刻なロマポルロスに陥る。



3泊目のホテルは、まだポルノファンの方がたくさんいて、あちらこちらに赤Tやラバップキャップが溢れるという、いつもなら考えられない素敵な空間だった。

でも私は2日目のライブ直後の高揚感と感動と、そしてロマポルが終わってしまったという寂しさに同時に押し寄せられて空っぽになっていた。

今日が終わったらみんな消えてしまうんじゃないか、この2日間のことを忘れてしまうんじゃないかとか、そんな事ばっかり考えていて、とにかく今日にしがみついていたくて仕方なかった。

知らない人でも、みんな同じライブに参戦したファンだし、みんな仲間!って気持ちでいたけど、仕事や勉強や就活と、それぞれの日常が待っていて、日が変わったらみんなここから消えてしまうんだ、なんてシンデレラみたいなことを考えてしまった。

しかもここは東京で人はたくさん居るけど街を歩いてる人に知り合いはいないし、長い長い帰り道は1人。この浮きあがった気持ちのままずっと感想を語っていたいと思うけどそれも難しい、、、。


恋愛に置き換えたら、重くていつまでもずるずる引きずってしまうタイプなんだろうな、とこれを書いてて思う。


ホテルに帰ってからのことはあんまり覚えてないけど、テレビをつけたら普通にニュースがあっていて、やばい、ここはもう日常だ、って悲しくなったり、

シャッフルでポルノ聴いたらプッシュプレイが流れてきて号泣したことは忘れない。


9月8日だけ夜が延びるなんてことはなく、眠って起きたらもう次の日、今日はロマポルがない日、恋しい気持ちのまま、あっという間に友達と別れる時間になってしまう。

もうお別れなんて、、まだ喋り尽くしてない、とか考えていたら寂しすぎて、楽しい時間があまりにも一瞬すぎて、新宿駅でまたぼろぼろ泣いた。


9日は神奈川の友達に会うことになっていたので、寂しさを引きずりながら小田急に乗っていた。

しかもロマポルTシャツにサコッシュとリュック、それにキャリーケースという、これからライブでしょうかという格好。

そしてポルノを聴こうと試みる、シャッフルでロマポルで演奏した曲が流れてくる、思い返して泣く、人の目があるから必死で涙を止める、を繰り返していたら神奈川県に入っていた。周りから見たらかなり様子のおかしい人だったなと思う。大丈夫だったかな。


初めて一人で飛行機に乗り、行き先は大都会。この大量の人たちみんなポルノファンだって、、、?!なんてこったという叫びから始まり、初めてのドームライブは二日間、大好きで大好きなポルノグラフィティ、しかも一日目はアリーナ席。

こんなに幸せでいいんか!とマイクで叫びたくなるほどの幸せな非日常の連続。

行きの飛行機から生きて帰れるかなという心配はしていたものの、いい意味で現実に戻れない、戻りたくない最高の出来事だった。

ライブの余韻がすごい、とよく言うがロマポルの余韻はまるで麻薬だ。でもあんなに最高なライブを二日間も経験して、何事もなかったように帰る方が難しい。未だに抜け出せていないし、何なら隙を見て去年に戻りたい。


昭仁さんの「胸張っていけ、自身持っていけ!」が本当に身に染みた。たくさんの幸せをもらって、もっとポルノグラフィティに惚れ込んだし、自分もこの幸せを返したい。この感動と勇気と自信を貰って、生きて行こうと思う。




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