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負債を返せない徳島都市開発が7000万投資して造ったガラス張りのエレベーター

アミコビル北側と南側にガラス張りのエスカレーターがあるのはご存知ですか?

▼ビル北側、徳島駅方面にあるガラス張りのエレベーター

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▼ビル南側、国道192号線沿いにあるガラス張りのエレベーター

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これらのエレベーターは2015年総工事費約1億1988万円をかけて造られました。施工した工務店のホームページにエレベーターの全景が掲載されています。

総工事費約1億1988万円の支出の内訳は、約7980万円が徳島都市開発株式会社の資金1600万円徳島市からの補助金2400万円国土交通省から徳島市経由で交付されたものです。

徳島市には「徳島駅前再開発施設整備補助金交付金」を申請、
国土交通省には「社会資本整備総合交付金」を申請し、交付されました。

それぞれの交付金の目的は以下の通り。

●徳島駅前再開発施設整備補助金交付金
徳島駅前再開発施設のバリアフリー化を図り、高齢者等をはじめとする通行者の移動の利便性及び安全性を向上させるため、ビルの南北2か所において、エレベーターの設備工事を実施する

●社会資本整備総合交付金
震災の復興に対する交付金、並びに全国防災に対応する公共事業等を目的とする交付金

エレベーターの開設が
パチンコ店の新装開店と同じ時期なのは偶然?

エレベーター建築のタイミングが、徳島駅側にあるはそのパチンコ店の改装工事と時を同じくし、エレベーターの稼働開始もこのパチンコ店の新装オープン時と同じだったそうです。
そして、パチンコ店の改装によってそれまで地下1階にあった「景品交換所」が2階へ移設されたとのこと。このエレベーターはパチンコ店を利用する人にはとても便利なったものの、パチンコ店利用者以外に利用している人を見かけることはあまりありません。
また、エレベーターの運行時間もパチンコ店開店30分前からパチンコ店閉店30分後までとなっています。
これは偶然でしょうか。

原資は「そごう」より預かっている建設協力金や敷金では?

またこのエレベーターを設置するにあたって、徳島都市開発が使用した7980万円は「そごう」より預かっていた建設協力金や敷金ではないかと言われています。

徳島都市開発の第30期(平成20年2月1日~21年1月31日)の決算報告書の個別注記表には
「そごうへの返済期限となっている保証金の償還が延滞となっている。」
「この状況により、当社は継続企業の前提に関する重要な疑義が存在している」と記述していました。

この時点ですでに健全な経営状況ではなかったと考えられます。
なのになぜ、7980万円もの自己資金を使ってこのようなエレベーターを設置したのでしょうか。

前年度にはエスカレーターも整備

また前年度には同じ建築会社に発注し、駅前側のエスカレーターも整備しています。

このエレベーター設置原秀樹市政の時
当時の副市長は現在徳島都市開発株式会社の社長を務める鈴江祥宏さんでした。


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