週刊新潮で報じられた内藤市長のスクープ記事で明るみとなった「問題点」
4/1に発売された「週刊新潮4/8号」にて、内藤市長の記事が掲載されました。
昨年の徳島市長選当時に《内藤佐和子さん付き》であった徳島新聞の記者との「奇妙な関係」について報じられ、徳島県内では書店やコンビニで完売が続出するなど、非常に大きな反響があったそうです。
この記事に記載されていることで、徳島市政おいて大きな問題となることは3つ。
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1.内藤佐和子さんを支援するように記者から市議に働きかけがあったこと
記事によると、昨年1月に内藤佐和子さんが出馬表明をした直後、日本共産党徳島市議団の加戸悟市議が、この記者から呼び出されこのように言われたとのこと。
「私が内藤さん付きの記者となりました」
「今度の市長選は内藤さんが絶対に勝つ。
そばに付いている私が一番わかる」
「内藤さんには大物のバックが付いている」
「内藤さんの味方になってくれ」
加戸市議に事実を確認しました
この報道の真偽について加戸市議に尋ねると「書いてあることは合っています」と述べました。
一市議に対してこのような振る舞いを行っていた市政担当者が、果たして市民が一票を投じるための判断材料となるような公平・公正な記事を書くことができたのでしょうか。
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2.公平な報道はなされていたのか
地元新聞社記者がこのような「働きかけ」を行ったとされるならば、選挙戦時に内藤候補・遠藤候補に対して公平・公正な報道がなされていたのか。
週刊新潮はこのことについて徳島新聞社に問うています。
記事によると徳島新聞社は「記者モラルの観点から選挙担当当選者が特定候補者を応援することを厳に慎むよう常日頃より指導している」と答えたとのこと。
市民団体「明るい徳島市をつくる市民連絡会」は「公平な選挙報道がなされたのか」と徳島新聞社に申し入れ書を提出し、記者会見を行いましたが、このことについて報道されることはありませんでした。
なお、徳島新聞社から発表があった際にも記者発表を行い情報を共有していただけるとのこと。
今後の徳島新聞社の対応にも注目です。
2021.4.14追記
徳島新聞社からは4/7に以下の回答が返ってきたとのこと。
貴会より2021年4月6日付でいただきました申入書について、以下の通りご回答申し上げます。
本件記事は、弊社職員のプライバシーに関する記述を多分に含む内容であり、今般、貴会において弊社職員の使命を明記した文書を作成し、これを記者クラブに配布した行為について、弊社としては極めて遺憾であることをまずもって申し上げます。
弊社としては、従前より一貫して、公平な選挙報道、政治報道を行っているものと確信しています。
なお、職員のプライバシーに関する内容についてはコメントを控えさせていただきます。
一般社団法人徳島新聞社 総務部
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3.内藤市長の危機管理意識
週刊新潮の記事では、内藤市長が「自家用車」でその新聞記者の住むマンションを月に10日程度通っていたとのこと。
内藤市長の自家用車利用は9月議会でも問題視されていました。
市長は通常「公用車」で移動をします。
それは大切な市政を担う首長の安全確保のため。
また、内藤市長は秘書にも行き先を伝えず、東京出張をしていたことも議会で疑問視されていました。
このように2度も議会で追及されたにも関わらず、「奇妙な関係」と週刊誌に報じられるような場所へ自家用車で行き来する内藤市長。
危機管理意識が大きく欠如しているのではないでしょうか。
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