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内藤市政は独裁では?

「徳島の未来を守る会」の活動をさまざまな形で手伝ってくださる方が、市政についての問題をマンガでまとめてくださいました。

独裁_ホール_修正

そごう徳島店閉店後のテナント誘致について

2020年8月31日に37年の歴史に幕を閉じ、閉店したそごう徳島店。
屋上では看板の撤去作業もはじまり、閉店後は駅前の人通りもめっきり少なくなりました。

昨年2019年10月に発表されたそごう徳島店の閉店。
当時の遠藤市長は自らを本部長とする緊急対策推進本部を庁内に設置し、後継テナント探しに注力していました。2020年3月24に開催された記者会見では、閉店後の「テナント戦略の方向性」を示しました。
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/shisei/mayor/mayor_press/press_2019/kaiken20200324.files/kaiken2020032403.pdf

4月5日の市長選で当選した内藤佐和子さんは、選挙戦中にNHKの番組内で「そごう閉店後の中心市街地活性化」についてこのように述べています。

そごう跡地問題

「そごうの跡地についても、今まちづくりの企業とか誘致が得意な企業さんとかと一緒になって百貨店も含めたところと、私も今交渉中です」

けれども当選後、そごう徳島店閉店前最後となる6月議会ではそごうや後継テナントについては一切言及がありませんでした。

「高松三越に出店を要請している」というニュースが報じられたのは、そごう徳島店閉店から半月が経過した9月16日でした。

3月に遠藤市政が交渉中と説明していた老舗百貨店は同じ高松三越ということを認めました。
選挙戦中の内藤佐和子氏の「テナント誘致について交渉中です」という発言は、一体なんだったのでしょう。
これについては議会でも問題となり追及されました。

突然出てきた、県立ホールの話

内藤市長は9月10日に開会した9月議会開会日に、徳島市が旧文化センター跡地で計画を進めている新ホール整備事業について、隣接する県青少年センターの用地と一体化し、「県立ホール」として整備するよう飯泉嘉門知事に申し入れすることを表明しました。

それを受けた飯泉知事は「大胆で素敵なアイデア」と、内藤市長の提案を前向きに受け入れました

この報道を知った遠藤前市長は自身のFacebookで以下のように伝えています。

市長が知事に要請してスタートしたというかたちになっていますが、市長の立場で県の施設「青少年センター」を潰して建ててくれなどと言えるはずもなく、間違いなく知事サイドの考えです。

ちなみに、私が市長になった時に「ホールは市民だけでなく他の市町村の人も利用する施設ですから県が、もしくは県と市がいっしょに整備していただけないか」と知事にお願いしましたが「県はすでに県民ホール(郷土文化会館)を持っているのでできない」と断られた経緯があります

徳島市の新ホールは飯泉知事によってまさに政争の具とされました。

遠藤前市長のFacebookによると、かつては遠藤前市長と飯泉知事は「いつでも電話もメールもできる関係」だったと言います。
遠藤前市長が旧文化センター跡地の敷地について確認の携帯メールを送ると、「承知しました😉」とウィンクマーク入りの返事が返ってきたと言います。

けれども2019年4月以降の知事選以降は、メールの返信さえ来なくなったと述べています。

(参考)
2019年11月8日の徳島県知事定例記者会見では、飯泉知事が支持した樫本候補が落選し、遠藤前市長が指示した原井候補が当選したことが「県市の対立の影響になっているのでは?」という質問がされています。https://www.pref.tokushima.lg.jp/governor/press-record/5032593/

土地の所有権については住民からも監査請求が

徳島市が文化センター跡地については内藤佐和子市長に土地の時効取得を求めた住民監査請求をしたが、市監査委員はこれを棄却
元市議を代表とする住民団体は「納得できるものではない。住民訴訟を検討したい」と述べたと報じられています。

8月末で市民環境部長が突然の辞任

また8月末に、この音楽ホール整備事業や広域ごみ処理施設を担う市民環境部の部長が突然辞任しました。

飯泉知事は検討会議を発足させる予定と発表

飯泉嘉門知事は、県立音楽ホールの検討会議を発足させ、年内にも基本方針をとりまとめる考えを明らかにました。
10月22日には初会合を開き、内藤佐和子市長も参加するそうです。



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