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吉野川可動堰住民運動から受け継ぐ魂

今からちょうど20年前、徳島では地元住民の民意の力で国を動かしたことがあります。
ひとつは旧木頭村の細川内ダムの建設中止、もうひとつは吉野川第十堰の可動堰化中止です。
毎日新聞の記事に詳細が記載されています(一部有料版のみ閲覧可)

市民活動の先輩がチラシを作りました

徳島の未来を守る会は、吉野川可動堰の住民運動で活躍されたメンバーにもお力添えをいただいています。
みなさんとてもバイタリティ豊かで、エネルギッシュ!
様々な形で知恵やアドバイスを授けてくださったり、叱咤激励してくださったりし、大いに励みとなっています。

可動堰住民運動をされていた方々も活動をされている「明るい徳島市をつくる市民連絡会」は市民活動を始めたばかりの私たちにとって大先輩です。
「明るい徳島市をつくる市民連絡会」は市民に市政の現状を正しく伝えるため、2020年の1月からさまざまな活動をされています。

この度、教育保育施設等整備補助事業に関するチラシを作ったそうです。
補助事業に対して、3月議会・6月議会でそれぞれの市議が「賛成」「反対」どのような意思を表明したか、わかりやすい一覧表でまとめられています。

明るい回賛否

間もなく始まる9月議会本会議。
それぞれの会派の動きや市議の発言に注目です。

「反対あり」でな く「疑問あり」、
だから「対立」でなく「対話」を

徳島の未来を守る会は、市議会がより民主的で透明性の高い、有権者と信頼関係で結ばれたものとなるよう、私さまざまな会派の市議の「市議会だより」や「市議会報告書」を紹介したり、勉強会を開催したりしてまいります。
6月議会に賛成から反対に転じた市議にも市議会だよりを送っていただけるよう依頼し、また今後私たちの勉強会へ参加いただけるよう連絡をしました。

吉野川可動堰の住民運動ではこのようなことを大切にされたと言います。

事実を淡々と明らかにしていきながら、
 それを丁寧に住民に伝えること。
 一部の限られた人だけではなく
 住民の誰もが第十の堰へ関心を寄せ
 思いを語り共有できるようにすること

また、住民運動のリーダーであった姫野雅義さんが書かれたシンポジウムの報告書にはこう書かれています。
https://lex.juris.hokudai.ac.jp/global-g/paper/2-07.pdf

とかく人は「推進派」とか「反対派」とか
レ ッテルを貼りたがり、
それで問題を理解したと思いがちです。

というわけで、
ぼくたちは"反対あり"でなく
"疑問あり"という姿勢で
ずっとやってきま した。

大切なのは住民が気づくことです。
その気づきのチャンスを作るためには
主張を押しつけるのではなく、
住民への問いかけに
力を入れるべきだと思ったのです

偉大な先輩方からその魂を受け継ぎ、徳島の未来を守る会の活動を行ってまいりたいと思います。
「支持 vs 不支持」「内藤派 vs 反内藤派」
そんな単純軸で解決できる問題ではありません
だからこそ私たちは「対立」を生むのではなく「対話」を大事にしていきたいと考えます。


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