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しおり奥様ストーリー【10】

背中に暖かくて柔らかいものがあたっている。
 それがおっぱいだと思うと、ゾクゾクしてきた。
「わっ」
 感触に慣れてきたころに、しおりの手が俺の尻に伸びる。
「お風呂に入る前に、全身キレイにしなきゃ」
「うっ」
 俺の股の間からしおりの手が伸び、肉棒を掴まれた。
 素早い手の動きで肉棒がしごかれる。
「い、イキそうっ」
 肉棒が段々と固くなり、絶頂に達する直前でしおりの手コキの動きが止まる。
 寸止めをされ、俺の肉棒は縮んだ。
 ふうと息を吐き、昂る気持ちを落ち着ける。
 性欲はあるものの、体力がない。
 精力剤を飲むという方法もあるが、そうなると翌日に響く。気だるさが一日続き、仕事に支障が出てしまうのだ。
「ごめんね、いじわるしちゃった」
 素早く俺の脚を洗い、シャワーで石鹸の泡を流してくれる。
 その間、しおりはペロッと舌を出して、俺に平謝りをした。
「孝之さんは二回目難しいもんね」
 二年の付き合いのため、俺が一回しか出来ないのをしおりは理解してくれている。
「その前に……、一緒に入ろ?」
 俺はしおりと共に湯の張ったジャグジーバスに入る。
 バスタブの中が泡で溢れていた。

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