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【剣盾シーズン3】珠ドラパルト軸【シングル最終52位】

3年ぶりにポケモンの構築記事を書いています。ぺやんぐです。
昔のブログの方は今になって見返すと色々恥ずかしい部分もあるのでnoteに書くことにしました...。

■構築経緯・概要

構築

剣盾の対戦ではダイマックスを使用するタイミングが重要なポイントなのは周知の通りだと思います。ただ自分のプレイングスキルではそこの見極めに自信がなかった為、サイクル構築よりは読み合いが少なくなるだろうと思い対面構築を組むことに。(シーズン1では壁構築を使っていました)

シーズン2から組み始めたのですが、気づけば完成したのがシーズン3中盤でした...。

軸はシーズン1で他の方が結果を出されていのを見てドラパルト+ミミッキュの並びに。

組み始めた当初、物理耐久にかなり厚いギルガルドが増えていたことやその他サイクル構築への崩し等を考え、ドラパルトを一般的な弱点保険から命の珠持ちにして能動的に初ターンから火力を押し付けていける構成に。

ドラパルト+ミミッキュだけでは相手の裏から出てくるギャラドス・トゲキッスを始めとするダイジェット持ちにまだ不安が残るため強力なストッパーとしてスカーフメタモンを採用。

相手のトリックルーム展開への誤魔化しや対面的な動きが出来ない場合の汎用的なクッションとしてカビゴン、受け回しに対する明確な駒であり対面選出でも場を荒らすことのできるトゲキッス、カバルドン展開への圧力・ダイマックスをせずとも雑に相手を削れるヒヒダルマを採用して完成。

カビゴンとトゲキッスを採用したことである程度サイクル的な動きも可能になり、立ち回りや選出に柔軟性が生まれました。しかしながら、初めに書いたようなダイマックスの使用タイミングに読み合いが結果的に発生したりと難しい部分が出てきたのですが、それを差し引いてもこの採用は正解と思えるほど強かったです。


■個体詳細

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ドラパルト@命の珠

性格:意地っ張り(攻撃↑,特攻↓) 

特性:すり抜け

技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/鋼の翼/大文字

実数値:165-189-110-108-96-178 

基礎ポイント:12-252-116-0-4-124 

◇ダイマックス時にA192ガラルヒヒダルマの五里霧中氷柱落とし+命の珠ダメージ2回耐え

◇最速アイアント(109属)抜き

ほぼ全ての対戦で選出する構築の核。積極的にダイマックスをし、打ち合いを制することで数的有利を取っていきます。とにかくA特化命の珠+ダイマックス技が強いです。

また相手を倒しきれずとも、ダイホロウで防御を下げてミミッキュ・メタモンに、ダイドラグーンで攻撃を下げてカビゴン・トゲキッスに繋ぐ動きが取れるのも良かったです。

ダイジェット持ちに対しては裏で切り返していくためこちらはダイジェット非搭載で、範囲を優先した4ウエポンに。代わりとして相手の弱点保険ドラパルトに対して先制で攻撃できるように素早さラインを上げています。HBが193-101のダイマックスドラパルトに対してはダイドラグーン(ダイホロウ)が中乱数で1発です。

「大文字」は、あることで炎4倍弱点持ち相手にダイマックスターンを節約できる点が優秀です。またアーマーガア・エルフーンへの誤魔化しとしても使用しました。エルフーンは身代わりコットンガード型だと詰みかねないので...。

特性は上記エルフーンや身代わり持ち全般を崩しに行くためすり抜けにしています。ただドラパルトミラーにおいて相手にダイドラグーンを先制で撃たれるとこちらの攻撃を耐えられてしまうので、取り巻き次第ではクリアボディの方が良いです。



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ミミッキュ@呪いのお札

性格:陽気(素早さ↑,特攻↓)

特性:化けの皮

技構成:ゴーストダイブ/じゃれつく/影打ち/剣の舞

実数値:131-142-100-*-125-162

基礎ポイント:4-252-0-0-0-252

◇ミラー意識の最速

対面的な動きを意識するのであれば採用しない理由がないポケモン。相手のダイマックスターンの消費や、「剣の舞+先制技」により自信が崩し・詰めの駒になれる点が優秀でした。

命の珠はドラパルトが持っている為、ゴースト技のダメージを底上げするために呪いのお札を持たせています。

ミミッキュミラーは基本的には影打ちを選んでいくので、「シャドークロー」よりも火力が出てダイマックスターンの消費に使える「ゴーストダイブ」を採用しています。



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メタモン@拘りスカーフ

性格:穏やか

特性:変わり者

技構成:変身

実数値:155-*-69-*-110-68

基礎ポイント:252-0-4-0-252-0

※公開してるレンタルPTの個体は防御が「さいこう」ではないです。念のため。

ダイジェット持ちやその他高速エースに対して切り返しができるスカーフメタモン。

ギャラドス・トゲキッス・ドリュウズ・リザードン・パルシェンetc...をコピーして逆に相手を一掃していくのが爽快でした。

対ギャラドスは、命中不安の「飛び跳ねる」ではなく、滝登りで倒していけるよう、メタモンを場に出す前の立ち回りに気を付けます。こちらのこりメタモン1匹で「飛び跳ねる」で拘った際、相手の裏にゴーストダイブ持ちがいると詰む可能性があるので。

環境に威嚇やダウンロードの特性を持ったポケモンが少ない為素早さは下げていません化学変化ガスのガラルマタドガスを意識してHDに振り切っていますが、相手が最速・準速まで振ってる可能性を考慮するのであればこちらも素早さに振った方が良いです。



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カビゴン@フィラの実 (キョダイマックス個体)

性格:腕白(防御↑,特攻↓)

特性:食いしん坊

技構成:捨て身タックル/ヘビーボンバー/欠伸/地割れ

実数値:267-130-128-*-131-50

基礎ポイント:252-0-252-0-4-0

ミミッキュとメタモンではトリックルーム展開への切り返しは出来ないのでそこを誤魔化すことが出来、非トリル下であっても汎用的な性能を持つカビゴンを採用。この構築の潤滑油的な存在。

物理技を受ける場面が多い為HBに特化の上、さらに耐久を上げられる食いしん坊+ピンチベリー。

相手の積みや壁展開の阻害、裏のポケモンの確認に使える「欠伸」を一番に採用。

Aに振っていないにも関わらず「捨て身タックル」を採用しているのは、以下の理由です。

①耐久が高めな有象無象の身代わりを壊したい

②のしかかりでは欠伸を入れたい相手を麻痺させてしまう事故がある

③反動ダメージによる自主退場

ダイマックスしていないミミッキュやトゲキッスへのダメージを意識して、鋼技は「ヘビーボンバー」としています。

初めは「地割れ」の枠を「カウンター」で使用していましたが、読まれるケースが増え使いづらいと感じたこと、環境にいるカビゴンが「鈍い」持ちにシフトしてきたこと、構築内に積み技持ちの天然ピクシーへの対抗手段がないことを考慮の上、シーズン終盤に「地割れ」を採用。

相手のカビゴンが選出画面上で全ての技・持ち物・特性を持っており対策が難しすぎるので、浅く広く誤魔化せる点において「欠伸」+「地割れ」は有用で、実際に終盤に何度も助けられました。ダイマックスした際に「ダイアース」として使えることで活躍したこともあったので参考までに...。



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トゲキッス@食べ残し

性格:図太い(防御↑,攻撃↓)

特性:天の恵み

技構成:エアスラッシュ/電磁波/身代わり/悪巧み

実数値:177-49-150-141-136-125

基礎ポイント:132-0-172-4-4-196

◇HP食べ残し効率最大

◇A130カビゴンのヘビーボンバーを食べ残し込み2耐え

◇最速バンギラス抜き

◇電磁波状態の最速スカーフサザンドラ+2(【S1段階上昇】S166ドラパルト抜き)

この構築の地雷、「陰キャキッス」。ドラパルト以外に明確な受け回しへの駒が欲しかったが、ダイマックスは基本的にドラパルトに使用したいため通常状態で強いポケモンを考えていたところ何故か生まれてしまったポケモン。

受け回しに入るあらゆる構成のドヒドイデに対して絶対に負けることがないです。「身代わり→電磁波→身代わりが熱湯を耐えるので相手が痺れるまで悪巧み→エアスラ連打」をすることで「黒い霧」持ちに対してもこちらの特攻を上げたまま突破が可能

他にも身代わりが攻撃を耐える低火力ポケモンとしては、タイプ:ヌル、ブラッキー、トリトドン(打点が熱湯のみのもの)等

ドリュウズやロトム入りの受け回しに対しては弱いのですが、これらを削ることが出来た場合、最終的に詰め駒になれるのでそこを意識していきます。食べ残しの回復が肝。バンギラス入りは最もきついです。

相手が通常の対面・サイクル構築でも、かなり物理耐久に厚くしている為、身代わりや電磁波から強引に荒らしていくことができました。カビゴンを誘って削る場面も何度も。

さらにトゲキッスというポケモンがダイマックスを警戒されやすい為、こちらの型を相手に見せていない段階では、相手が一方的にダイマックスを切ってくれるケースが多いです。ダイマされるターンに電磁波を入れその後身代わりでターンを枯らす動きも何度もありました。

人に使われたくないトゲキッスの型、堂々の1位です。



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ヒヒダルマ(ガラルの姿)@気合の襷

性格:陽気(素早さ↑,特攻↓)

特性:五里霧中

技構成:氷柱落とし/フレアドライブ/馬鹿力/起死回生

実数値:181-192-75-*-75-161

基礎ポイント:4-252-0-0-0-252

◇起死回生(威力200時)で【B1段階上昇】B117カビゴンに対し248~292ダメージ

◇ドリュウズ意識の最速

ドリュウズやカバルドン、ウオノラゴンに対し強く出れる枠を探し、ウオノラゴンや鬼火ロトムなどを試したもののしっくりこず。どこかのブログで見た襷ダルマとスカーフメタモンを採用した受けサイクルの記事が頭に残っており、試しに入れてみた結果、選出には含まれなくとも勝率が安定し始めたのでそのまま採用しました。

カバルドン入りに圧力をかけるのであれば拘り鉢巻で採用するのが良いのですが、相手側もそれは分かっている+こちらにメタモンがいることでスカーフでない=拘り鉢巻を読まれやすいと思い、行動保障のある気合の襷で採用。むしろカバ入りに対しては選出しない方が多かったです。

ドリュウズ入りの対面構築に初手で投げたり、ステロ撒きがいないような相手へはメタモンに代わるストッパーの選択肢としても活躍してくれました。

削り性能を優先したいので「冷凍パンチ」ではなく「氷柱落とし」、終盤にアーマーガアへのダメージが欲しい場面があったので「炎のパンチ」ではなく「フレアドライブ」を採用しています。「馬鹿力」はロトムや初手のカビゴンと対峙した際に打ちます。

最後の技は「起死回生」としているのですが、「鈍い」や「ダイスチル」を積まれてしまったカビゴンに対して、こちらがカビゴンを選出していないor倒されてしまっている際にワンチャンス拾えるように入れています。終盤に採用したため打つ機会はありませんでしたが、「蜻蛉返り」も「地震」もこの構築・構成では欲しいと思わなかったです。



■選出

・ドラパルト+2体・・・基本はこれ以外はないです

・ドラパルト+メタモン+ミミッキュorカビゴンorトゲキッス・・・「ステロ+ダイジェット」やパルシェン入り・積みバトン展開は大体これです。

・ドラパルト+カビゴン+4体のいずれか・・・トリルミミッキュカビゴンと出されそうな場合に

・ドラパルト+カビゴン+トゲキッス・・・ドヒドイデやブラッキー入りの受け回しに。明確なトゲキッス対策がいる相手には釣り交換を結構使います。

感覚的には初手投げはドラパルトが6割、カビゴントゲキッスがそれぞれ2割くらいだと思います。

・初手に良く出されたポケモン

水ロトム・炎ロトム(鬼火)/ギルガルド(襷・その他いずれも)/ミミッキュ(電磁波呪い)

その他KPが高いポケモンも普通に来ます。上記のものが特に気になったという感じです。


■結果

順位は

52位

シーズン1・2はあまり良い構築が組めず、上を目指してランクマッチに潜ることが余りできていなかったので今回2桁に入れて素直に嬉しいです。

剣盾より前に真面目ポケモンをやったのがWCS2017ルール(アローラダブル)以来だったので、まだやれるんだなと一安心しました。

Twitterでも「お前まだポケモンやってたのか」と昔からのフォロワーの方には思われていることでしょう()

毎シーズン継続してやれるかと言われると怪しいのでマイペースでやっていきたいと思います。

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