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6歳まで無制限ってなんで!?猫の出産回数の数値規制についてブリーダーに聞いてみた

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愛護法の改正

動物の愛護及び管理に関する法律(通称:動愛法)が2019年に改正され、2022年までに段階的に施行されていくことになっています。

その法律の一部である猫の出産回数と年齢の制限についてお話をします。

施行前までは無制限に繁殖を行うことができましたが、ここに規制が入ったのです。

母親の年齢、出産回数は犬は6歳の6回まで。 猫は6歳まで。
※犬は7歳に達した時点で生涯出産回数が6回未満であることを証明できる場合は、7歳以下とする。
猫は交配時の年齢は7歳に達した時点で生涯出産回数が10回未満であることを証明できる場合は、交配時の年齢は7歳以下とする。
ペットの実家優良ブリーダー8つの条件

ありがたいことにこの猫の出産回数に対してたくさんの質問や疑問がペットの実家へ寄せられています。

「6歳まで無制限なのはなぜ?」

「10回以上出産させてもいいの?」

「年に2回出産させてもいいんですか?」

ヒトと同じように考えれば、ちょっと母体に負荷がかかりすぎているような気がしますよね。
しかし、猫の場合はヒトや犬と違った性質があります。

ちなみに私の知人(姉)で弟と同級生の方がいました。知人である姉は4月生まれ、弟は3月生まれでギリギリ同級生だったのです。
母体をよく心配されたそうですが、中には「そんな短期間で出産してありえない!」という言葉もあったそうです・・・。
この場合は姉が春生まれだったのでギリギリ同級生だっただけで、1歳差の兄弟はよくいらっしゃいますよね。

猫の繁殖

猫の発情のピークは春ですが、発情期は春だけではなく年に数回起こります。そして猫は交尾の刺激により排卵するため、交尾をするとほぼ100%妊娠します。

そしてこの発情期に交尾ができない雌猫のストレスは、私たちの想像以上です。

このストレスでホルモンバランスが乱れ妊娠ができない身体になりやすく、妊娠できたとしても流産になるケースがあるのです。

そのため、毛艶があり元気な母親であれば交配は猫に任せるという(優良な)ブリーダーが多く、法改正でも年齢だけ規制を設けたのだと思います。

恋の邪魔?

「イチャイチャしている所を邪魔するのもどうかと思いまして」

猫にも恋模様があり、たとえ出産直後でも、交配がなくともイチャイチャしているケースがあります。

モテ男のキング。優しくエスコートが上手い。そして産後の妻を労る優秀なパパ。
ペットの実家は親の様子も見せています。


「このイチャイチャを邪魔してまで出産を控えた方がいい子は、そもそも発情期はこないです。若い猫は年2,3回出産しますが、4歳を超えてくると年1回などに減り、そもそも出産できる身体でなければ若くても妊娠しません。」

犬の場合はヒートのタイミングで雄犬のいる犬舎に向か向かい、(他犬舎での交配が多いため)人の力を借りて交配することが多いです。

猫は猫自身で自分の身体と相手を見極め交尾を行うことができます。

出産回数の制限がないからといって、決して悪徳なブリーダーであるということはありません。

全てのブリーダーが猫ちゃんたちの本能も大切にしつつ、素敵なブリーディングを行う日が来ることを願い、ペットの実家は厳選した優良ブリーダーのみ掲載し、産まれてからお引渡しをするまでの日々を配信しています。