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【本感想:神時間力/星渉】時間とは、限りある命。どう使うかより、何に使うか。

こんにちは。
今日は、本の感想を書きます。

タイトル:『神時間力』(241ページ)
著者:星渉(ほし わたる)

この本の魅力を一言で

やることをたくさん詰め込む「時間術」の本ではない。時間を「どう使うか」ではなく、「何に使うか」を考える本

どう言うことか、説明していきます。

時間の使い方=生き方。この本を読むなら、なる早で!

最初に書いた通り、この本は「限られた時間でやるべきことをたくさんこなすための時間術」の本ではありません。人生を幸せにする生き方を実現するための、時間の使い方を指南してくれる本です。

本書はストーリー仕立てになっており、エピソード0からエピソード21までの話が展開する中で、様々な考え方(時間の神の教え)を授かることができます。

私が得た学びは、以下の3つです。
1.時間の投資先の決め方
2.生産性の高め方
3.それでもできない時のヒント

1をやらずに2をやってしまうと、「なるべく効率よく沢山のことを詰め込んでこなす」ことになってしまうため、本書の肝は1の教えです。

人生の時間は限られているため、なるべく若いうちに本書を読むのがオススメ。中高生なら、十分に読めます。

1.時間の投資先の決め方

時間はお金と同じ。無駄遣い(浪費)せず、欲しいものを手に入れるためにお金を使うのと同じで、自分にとって必要な結果を得るために時間を使いましょう、と説明しています。
それを意識するための、分かりやすいワンフレーズを提供されています。

「人生から得たい結果から決めろ」(p32:エピソード2)
「で、今、どこ目指しているの?」(p77:エピソード6)

「神時間力」(星渉著)

2.生産性の高め方

「得たい結果」を決めて時間投資先を決めても、それでも忙しい場合は、生産性の高める必要があります。

ひとつは「集中力を高めることで生産性をあげる」方法です。

「スマホは遠くにおいて作業しろ」(P171:エピソード14)
「タスクスイッチングの回数を減らせ」(p215:エピソード19)

「神時間力」(星渉著)

もうひとつは、「判断(ジャッジ)する時間をなくすことで生産性をあげる」方法。MUST TODOは必要最低限(ギリギリライン)にする、「○○が起きたら、こうする」と事前に決めておく、というやり方です。

「(やらなくてはいけいないことの)ギリギリラインを書き出せ」(P102:エピソード9)
「(トラブルへの)対処法を事前に決めておく」(p192:エピソード17)

「神時間力」(星渉著)

私は、この2つはすでに実践していますので、例を挙げてみます。

<ギリギリラインを決めておく の例>
・お弁当は冷凍食品をフル活用するが、卵焼きだけは手作りを入れる。
・忙しい時に子どもから話しかけられたら、2回までは手を止めて応えるが、3回目以降は「ちょっと待って」と伝える。

など。

<○○が起きたら、こうする の例>
・飲み会に誘われたら、週1回は行くが2回目以降はいかない。
・イヤなことがあっても、寝て起きたらリセットする。

など。

迷ったり悩んだりする必要がなくなるので、これらを実践すると、とても楽になります^ ^

3.それでもできない時のヒント

「得たい結果」がよくわからない時は?(エピソード5へ)
分かっているけど行動に移せない時は?(エピソード10へ)
どうしても「自分時間」がとれない時は?(エピソード12へ)

よくありそうな言い訳にも、時間の神の教えがあり、納得感をもって取り組むことができます。

以上、限りある命を幸せな人生のために使いたい人ならきっともう読んでいる、『神時間力』のご紹介でした!

少し前に、自分の現在の時間投資は採算が取れているか?を検証した記事も書いています。『神時間力』読了後に書いたものです。

自分の時間投資が、損益分岐点を超えて、利益が出ているか!?
こんなおかしなことを考えながら、
「時間は資産。ちゃんと投資先を考えて運用して利益を出すのだ」
と心に強く誓いました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また書きます^^

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