ジェネラーレウーノ

血統面でもスカイグルーヴ良き~第60回京成杯(2020)血統分析~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第60回京成杯(GⅢ)を血統を分析していきます。
欧州パワー血統が活躍する舞台です。

京成杯血統分析

【分析対象レース】

2017~2019年の京成杯3レース

京成杯 レース結果 | 2019年1月14日 中山11R - netkeiba.com

京成杯 レース結果 | 2018年1月14日 中山11R - netkeiba.com

京成杯 レース結果 | 2017年1月15日 中山11R - netkeiba.com 

京成杯血統傾向

①欧州由来の父馬
②米国短距離血統△
③それでもサンデーは必須

①欧州由来の父馬
直近3年で人気薄で馬券に絡んだ馬は4頭。
そのうち父がサンデー系という馬は2017年7人気2着のガンサリュートのみ。
残りの3頭はいずれも非サンデーで欧州由来の血統馬。
2019年4人気1着のランフォザローゼスは父がノヴェリスト、7人気3着のヒンドゥタイムズはハービンジャー産駒。
2018年6人気3着のイエッツトの父カンパニーはトニービン系の馬。
このように父に欧州ステイヤーを持つ馬がこのレースでは好走している。
この時期の3歳戦で2000mという距離、起伏の激しい中山コースということもあり、かなりタフなのだろう。
パワーとスタミナに富んだ父馬が良い。 

②米国短距離血統△
逆に米国血統は苦戦している。
特に日本でも抜群の適性を示しているストームキャットがこのレースでは奮わない。
2018年勝ち馬ジェネラーレウーノの母母父にはストームキャットが入っているが、人気馬でも結構飛ばしている。
2019年3人気12着のダノンラスターは母母父にストームキャット、2018年3人気13着のデルタバローズは父がストームキャットが入っている。
欧州血統×サンデー系、もしくは欧州血統×欧州血統という組み合わせが好走しているので、米国血統はここでは出番がない。

③それでもサンデーは必須
直近3年の3着以内馬全てにサンデーサイレンスの血は入っている。
興味深いのが昨年の1-3着馬の母父はみなディープインパクトということ。
ディープも母系に入ってくる時代になったのだなと思いながら、母系に瞬発系サンデーが良いのではとも思わせる。
ディープ、ステイゴールド、ハーツクライといった瞬発型サンデーサイレンスが母系に入っていれば注目。 

今年の出走馬では・・・

スカイグルーヴ
父はロベルト系の菊花賞・JC勝ち馬エピファネイア。
母系はキンカメ×サンデーサイレンスという配合。
父母父はダービー馬で天皇賞(春)も勝っているスペシャルウィーク。
父系に関してはスタミナ・パワーともに申し分なしだが、母系が少しスタミナ面に不安がある。
キングカメハメハは日本ダービーこそ勝っているが父系は欧州マイラー血統だし産駒も2400mまででそれ以上になると戦績がガクッと落ちる。
ただ瞬発力という点ではキンカメとサンデーという配合の母系なのでこのメンバーの中では上位なのかなと思う。

キムケンドーム
父はステイゴールドの後継種牡馬オルフェーヴル。
欧州系の血統ではないがオルフェ自身が凱旋門賞2着2回という実績があるので、オルフェの血自体が欧州系に引けを取らないパワーとスタミナを秘めているといってよい。
父母父には名ステイヤーのメジロマックイーン。
母系はサドラーズウェルズ系のカーネギーとニジンスキー系のマルゼンスキーからなる血統で、これでもかというほどの欧州血統。
スタミナとパワーならこの馬。
雨が降って馬場が荒れればよりこの馬向きになるはず。

ワスカランテソーロ
父はJC勝ち馬のスクリーンヒーロー。
グラスワンダーを父に持つのでロベルト系。
サンデーサイレンスも入っている。
母系はアグネスタキオンとターントゥ系からなっている。
サンデーサイレンスを25.0%含んでいるので瞬発力に関しては補えており、父は欧州パワー血統のロベルト系なので、条件にマッチしている。  

以上、第60回京成杯(GⅢ)の血統分析でした。
ご覧いただきありがとうございました。

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