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【Profiling】ジョーロノの個性・適性・弱点とは

ジョーロノプロファイル

近走の内容からジョーロノの好走パターンを探っていきます。

浦和ジュニアチャンピオン(特別)2020/12/22

浦和1500m=1着
3F37.2-3F38.8=1:36.5(2着馬:1:36.8)
トラックバイアス:+0.7

この日の浦和競馬場は良馬場で時計がかかる馬場状態であった。
勝ちタイムの1:36.5は古馬のB3連対平均(1:36.8)並みのタイムで、バイアス調整を入れると1:35.8=B2クラス(1:36.1)以上のタイムとなる。
位置取り的には前目有利。
勝ち馬の本馬が逃げ、2着馬は道中4番手、3着馬は2番手だった。
本馬の逃げのスピードについてこれた馬が上位にきており、行った行ったの競馬だった。

本馬はスタートでポンと出る。
ゲート直後で1馬身はリードしており、絶好のスタートだった。
1~2角では鞍上になだめられるように制御されペースを落とすと、向正面では馬なりで気分良く逃げ、3~4角で仕掛けるとそのまま逃げ切り勝ち。
最後の直線では2着馬に差を詰められており、上がり最速も2着馬に譲った。
前半からペースの速い展開ではあったものの、完璧なレース内容で2着に1 1/2馬身差、しかも最後は差を詰められた内容は、本馬の強さよりも2着馬の追い上げの強さを感じた。
本馬の勝利は浦和の小回りで直線の短いコース形態に助けられた感が強かった。

ハイセイコー記念(SⅠ)

2020/11/17、大井1600m=3着
3F38.1-3F38.2=1:40.8(1:41.8)
トラックバイアス:±0.0(独自調査)

勝ちタイムは直近10年のハイセイコー記念で最も速いタイム。
しかも良馬場でトラックバイアスもない状態でこのタイムを出している。
因みにこのタイムは古馬OPクラスと同等である。
結果的にこのレースのワンツーが全日本2歳優駿(JpnⅠ)のワンツーにもなったので、タイム的にもメンツ的にもレベルが高かったといえる。
展開面では前後半3Fでタイム差がないのでスローペースの逃げ有利な展開。
逃げた本馬が3着、2番手の馬が1着ということからも先行有利だったことがわかる。

超ピッチ走法なのでスタートが速く、楽に逃げられている。
終始勝ち馬のアランバローズにマークされる展開で、スローペースという点では楽だったがマークされる相手は強かった。
仕掛けどころの3~4角でアランバローズに既に捉えられており、最後の直線では2着のランリョウオーにも差されている。
ただ4着以下とは差が開いているので、脚が上がってしまって差されたというわけではなく、単純にキレ負けと判断できる。

平和賞(SⅢ)

2020/10/28、船橋1600m=2着
3F38.2-3F39.4=1:42.8(1:43.1)
トラックバイアス:+0.2(独自調査)

勝ちタイムは直近10年で2位タイ。
タイが3レースもあるので、とびぬけて速いタイムというわけでもない。
因みに古馬戦ではB3クラスに相当する。
勝ち馬の道中の位置取りが7番手、逃げ馬の本馬が2着で3着馬は5番手なので、差し有利の展開。
タイム的にも前後半3Fで前傾となっている。
展開面では本馬にとっては不利であった。

スタートからハナを奪うも、ゲートを出た時点では先頭ではなく並列でどの馬が逃げるかわからない状況だった。
200m位して行き脚の良さでハナを奪っているが、その後1~2角では折り合いを若干ではあるが欠いていた。
これが敗因になるほどとは思わないが、抑えるならば行かせた方が結果的には良かったのではと思う。
最後の直線まではある程度のリードを保ちながら進めていたが、直線で勝ち馬に一瞬でかわされているところを見ると、瞬発力勝負では分が悪い。
簡単にかわされた印象。
ただ、かわされてからしぶとく食いついていたので、勝負根性はある。
ハイペースでリードを作っての逃げが良さそうなので、レースプランは完璧に思うが勝ち馬が1枚上手だった。

ジョーロノ総評とニューイヤーC予想見解

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