見出し画像

Moments Musicaux No°7

Orphee Aux Enfers/マルク・ミンコフスキ 指揮 リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団 他


あぁ、もうこんな時間に!

夜勤明けで帰ってきて、とりあえず撮り溜めておいた昨日の大相撲の全取組を、遅い朝食を摂りながらみていたのだが、相撲観終わって、あらかた食べ終わって、久方ぶりにDAZNを起動して、今朝のマンCのチェルシー戦を観始めたあたりから既にうつらうつらして、デブルイネが点取り返した場面はハッとして巻き戻してチェックしたのだが、次に気がついた時にはもう後半始まっていて知らぬ間にスコアは2-1になっていた。それからまたしばらくして、もうデモ画面になっていたので無事逃げ切ったのを確認し布団へ移動。まだ温かくて緩い飴細工の飴のように、あるいはハワイが毎年数センチかそこいら列島に近づいてくるように、重たい意識はあるのだが、それがかえって目覚めるのを困難にしているような感じで今に至り、音楽でも聴こうと思っている。

さっき食べたばかりだから昼食はいいや、夕飯はあれこれ作り置きがあるのを消費したい、ということで、いまやるべきは、洗濯をする、風呂に入る、といったあたりか。でも洗濯も夜寝る前に出来そう。ということで、なんとか形だけでも巻き返そう。

いい加減目覚めるのに処方したのが、オッフェンバックとレディ・グレイ。

カステラいちばん文明堂の《天国と地獄》入りだが、オッフェンバックの音楽は、ほんとうはこわい、じゃないけど、実のところ始終ドライで、甘さを排した、徹頭徹尾シニカルな視点につらぬかれている。この歯切れの良さがどんより頭を心地好く切り刻んでゆく。トワイニングの目にも鮮やかな青い缶の紅茶の、いわゆる石鹸の味も気付けの一杯に好い。

不覚にも長くなった午睡のあとには、とかくセンチメンタルな精神状態になることが多いものだが、今ならまだ、やり直せる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?