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光ファイバーケーブルを社内LANで

こんにちは、@peto335です。今回は、社内LANで光ファイバーケーブルを利用する際に得た知識についてです。基本用語解説ですが、自身が理解している範囲での解説ですので、認識違い等ありましたらご指摘いただけると幸いです。

はじめに

転職して初めて経験した内容で、社内LANに光ファイバーケーブルを利用するというのがありました。光ファイバーケーブルなんて、電線から建物内のONUまでの線というイメージがあったので、「えっ!LANに!?」とはじめはよくわかっていませんでした。工場内は敷地が広いので、サーバ室から建屋にLANケーブルを引くと減衰してしまうので、光ファイバーケーブルを使用しているという事でした。LANケーブルは大体100m以内での使用推奨みたいですし、製造業では当たり前なのかな・・・?オフィスに勤めていると中々お目にかかれないのかな?と勝手に思っております。

光ファイバーケーブルについて

光ファイバーケーブルにはシングルモードマルチモードの2種類があります。

シングルモード

長距離用のデータ通信で使用します。曲げに弱いので注意が必要。

マルチモード

短距離用のデータ通信で使用します。短距離と言ってもLANケーブルよりは長い距離です。シングルモードより曲げには強いです。

回線の速度

回線の速度も1GBASE-Tと10GBASE-Tの線があります。今回うちでは新たに10GBASE-Tの線を引くこととなり、全体の設計を上司に教えていただきながら実施しました。

コネクターの種類

光ファイバーケーブルを成端する際に、コネクターを取り付けます。コネクターにも種類があります。LCコネクタとSCコネクタです。

LCコネクタ

L3やL2スイッチに後述するSFPモジュールを介して接続する際に、うちはこっちのコネクタでした。SCコネクタの方もあるのかな?

SCコネクタ

後述するパッチケーブルと接続する際には、こちらのコネクタでした。
また、LC-SCコネクタもあります。

中継アダプタを使用してSCで受け取って、LCをスイッチに接続するという方法で使用しました。

SFP・SFPモジュール

L2スイッチやL3スイッチに光ファイバーケーブルを接続する際に使用するのがSFPモジュールです。スイッチを選定する時に、SFP対応を選ばなければなりません。SFP対応スイッチは通常よりやはり割高になります。さらにモジュール本体がスイッチと別売りで、これがかなり高い!10GBASE-T対応だと1つ10万円以上もします。びっくり!

SFPでハマった点

SFPの接続では以下の点にハマり通信が出来ませんでした。うちは2心だったのでまんまとハマりました。

光通信を行う際に使用する光ファイバーには、1芯のものと2芯のものがあります。1芯の光ファイバーでは、送受信両方の信号を1本の光ファイバーに通します。2芯の光ファイバーは、それぞれの芯に送信専用、受信専用の役割を持たせます。送信専用を#A、受信専用を#Bとした場合、自身の#A側ファイバーは、対向機器では#Bである必要があります。送信と受信の向きを2芯のそれぞれで合わせる必要があるのです。この接続を誤ると、信号を送る側同士、受ける側同士がつながってしまい、通信できない状態となります。

ネットワークのトラブルシューティング――レイヤー1編
<2芯の光ファイバーで送信側、受信側同士をつなげてしまっている>

https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1602/12/news019.html

光パッチケーブル

パッチケーブルも注意しないといけません。シングルモードの線にはシングルモード用、マルチモードの線にはマルチモード用のパッチケーブルを使用する必要があります。また、パッチケーブルのコネクタにもSCコネクタとLCコネクタがあるので注意が必要です。

メディアコンバーター

光ファイバーケーブルをLANケーブルに変換するものです。ケーブル2本で1本のLANケーブルになります。2心通信という奴です。1心通信のものもあるようですが、まだ見たこと無いです。

スプライスユニット

ラックに光ファイバーを収納する際に使用します。このとき、前出したコネクタの種類が重要になります。自分はSCコネクタのものしか見たことがありません。

終わりに

今回の記事を書いてみましたが、改めて調べ直した面も多く、中々上手くまとめられませんでした。まとめられないというのであれば理解がまだまだなのだろうなと客観視できました。やはり、文章にまとめてみると自身の理解度が図れて良いですね。まだまだ光ファイバーは奥が深いのでこれからも勉強していきます。ご覧になって頂いた皆様ありがとうございました。

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