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戸籍と本と旧土地台帳。と熊。

ちょっとまとめようと思うんだぜ。

女系高祖母テルさんの実家であるU家。

私は女性である。
つまりはこのU家生まれの高祖母テルさんのさらにその母、幕末にU家へ嫁いできた女性とミトコンドリアDNAが一緒なのである。

DNAについて詳しくはない。詳しくはないが…熱いのである。

私→母→祖母→曽祖母→高祖母→…

系図はこんな感じ。

地方であれば、戸籍でさくさくと文化文政生まれの、私だと6代前(高祖父母の祖父母)まで名前くらいは判明するのだが、テルさんの地元は関東で、ばんばん廃棄されていたり、戦火で焼けていたりと、
テルさんの場合は従前戸籍(U家)は焼けていて戦後にテルさんの両親は存命ではなかったようで、再製されていないようなのだ。(戸籍は数度請求している)

つまりはテルさんの実家(U家)は戸籍から分からず不明なのだ。どこの誰だか分からない。
※テルさんの父の名は父欄に書いてある

ならば、なぜ今月そのU家のお墓を発見し、直系だと断定しているのか。

ここだ。
手持ちの証拠(口伝など)は何もないとこからのスタートだ。

まずは単純に従前戸籍を遡る。
2021/7/20頃、書類送付。
○浜市。

役所からTEL。

1回目で戸籍(除籍)が2通
→女系祖母の実家S家のものが2通と、

焼失の告知書が2通
→女系曽祖母の家S家と、
その夫(曽祖父)婿養子の実家A家の2通
をゲット。

そして、気づく。
S家に嫁いできた女系高祖母テルさんの従前戸籍、つまりU家のものがないと。

戸籍を請求するとき、直系尊属である妻の実家の両親も探してくれと私は書くのだ。なのに、妻の母の資料が何も無い。

再度申請書類を送る。
勿論、番地不明だ。そんなのはお構い無しだ。
戸主であるテルさんの父の名があるのでこれで十分。

ところがだ。

何も無い

該当者なしでそのまま返ってきたのだ。ショックでtweetなにもあげてない笑
番地不明だし戸籍が焼けている地域だし、一旦、何もない事実を受け入れる。

目線を変えて読書に勤しむ。気分転換も兼ねる。

ところで、なぜこの本を選んだのかと言うと
テルさんの父と同名の
①C左衛門さん
が文政の頃に熊を飼っていて、

その子孫である
②Uさん(テルさんの旧姓と同じ)
が熊の供養のためお墓を建てたと市のHPに書いてあり、昭和になってから建て替えたそうだが、そのお墓は現存するらしい。しかもC左衛門さんちの敷地内に建てたそうだ。

この地域の熊茶屋についての本が近所の図書館にたまたま所蔵されており借りてみたのだ。

HPは以下。

熊の茶屋のあとがき

複数の資料を読むと分かるが、文化文政の頃に熊を飼っていた立場茶屋は2軒存在したそうだ。

戸籍がないので確証はないが、資料を読めば読むほど①と②のニアミスが過ぎる!
しかし、誤植や誤記があるので本だけ、HPだけではまだ決定打に欠ける!(実際誤記がある)
※郡村誌からこの地域にも襲名があると判明!!これも大事。

なので、あるか(焼失をまぬがれているか)分からないが、テルさんの従前地からU家と同姓をピックアップし旧土地台帳を取り寄せることにした。

(郡村誌にも白熊のことや石碑のことは書いてあり、GoogleMapにピンしてある。関口日記はこのときはまだNDLで読めなかった。)

届いた旧土地台帳がこちら。

元番。
テルさんの父と同姓同名さんと
石碑施主と同姓同名さんを発見
枝番。
家督相続ではないもののC左衛門さんからJ之助さんまで同姓が並ぶ

関東で人口が多いとは言え、テルさんの従前地の村はそんなに大きくはない。わりと小さい。そこに同姓同名が同世代にいるとは考えにくい。しかも数代続けて同姓同名が同村の同世代に出てくる確率ってどうなのよ。かなり低い。

これらの資料を見た私は

とかなりの確信を得たのである。
とは言え、100%とは言い切れない。なぜなら、戸籍で繋がらないからだ。
勿論、旧土地台帳から番地が分かったので戸籍を申請した。

やはり、ないのだ。
諦め切れず電話をし、旧土地台帳に出てくるお名前を問い合わせてみた。
すると、他の枝番の昭和の所有者名と世帯主が同じ戸籍があると判明。
判明するも、C左衛門さん、テルさんからの続柄が分からず申請できずに終わった!

ここまでが去年の春先だ。3度申請していたよ。

そして、今月はじめようやくお墓参りが出来たというわけなのだ。

お墓の施主を見るとC左衛門さんやC蔵さん、J之助さんの名前がちらほら。旧土地台帳と一緒なのである。

正面、J之助さん
左、C蔵さん

その中には天和の元号も。
元和🙅
天和🙆

私の直系卑属ではないと否定する資料は戸籍が出ないこと以外ないのである。

残念ながらテルさんの父、C左衛門さんの妻の名はお墓からは探せず、連綿とした繋がりを新たに見つけ出すことは出来なかったが、このお寺に人別帳、もしくはU家には戸籍や過去帳があるのではないか、いや、ある。
そんな確信を得るお墓参りだったのだ。

※続柄が確認できる書類があるから焼失前の戸籍を再製する必要がない。と考えた。

↓白熊のお墓↓

確信を得たところで、この旧村にお住まいのUさんをもうちょっと調べることにした。
また旧土地台帳を取るぞ!
世代交代というか親戚間の続柄を確認するためだ。

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