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【Teams × UniTalk】転送中の保留音まとめ

UniTalkを導入して早半年。難しかった内線転送に社員のみんなもそろそろ慣れてきた。ほっと一安心。

そう思っているあなた?安心するのは少し早いかもしれません。UniTalkで内線転送するときに使う機能は主に「保留 」「相談して転送 」「転送」 の3つ。でも、発信者には実際どんな音声が流れているか自分で確認したことはありますか?

今回は「保留」「相談して転送」「転送」それぞれの操作時に、発信者には実際にどんな音声が聞こえているのかを検証してみました。転送の方法で流れる音声が違う⁉衝撃のドキュメンタリー

保留の場合

まずは保留から。保留中は発信者に保留音が流れます。保留音は既定の音楽が流れます。ユーザーは保留音を自分で選択・変更することは出来ません。

ユーザーが保留音を自分で変更することは出来ない

もし保留音をカスタマイズしたい場合は、システム管理者がTeams管理センターの音声>通話保留ポリシーセクションにて、新規ポリシーを作成します。作成したポリシーをユーザーに割り当てることで保留音が変更されます。詳細はこちらのMicrosoft Learnを参照してください。

相談して転送の場合

相談して転送の場合も保留音は流れます。保留音は相談して転送ボタンをクリックすることを契機に流れ始めます。

保留音は相談して転送ボタンクリックを契機に流れ始める

転送先ユーザーを選択している間も保留音は流れていますし、転送先ユーザーとの相談中(内線会話中)も保留音は流れています。いわゆる固定電話の内線転送と同じ動作で、感覚と一致するので困ることはありません。転送ボタンをクリックし、転送することで保留音は終了します。

転送の場合

転送の場合は注意が必要です。転送ボタンをクリックしても、保留音は流れません。転送先ユーザーを選択する間は無音状態が続きます。

転送ボタンをクリックしても保留音は流れない

そして、転送先ユーザーへ転送して初めて(保留音ではなく、転送先ユーザーを呼び出してるという意味の)コール音が流れます。但し、コール音と言ってもいわゆるコール音とはちょっと違う、多少癖の強いコール音です。気になる方は本記事の最後に紹介しているYouTube動画で直接確認してみてください。

転送先ユーザー選択時は保留音が流れない

発信者からすると転送時は、数秒の無音の後、癖の強いコール音が鳴り、その後転送先ユーザーと繋がるという流れになります。

「転送」はほとんどの場合、物理的にあなたと転送先ユーザーが直接話せる環境で、電話応対可能かどうか等を口頭で確認するという利用シーンで使用するかと思います。つまり「相談」が不要な状況です。

しかし、上記の通り、転送ボタンを押下した上で転送先ユーザーと電話応対可能かどうか等のやり取りに手間取ってしまうと、長い時間無音状態となることになります。このような場合は一旦「保留」にして口頭で相談した後、「転送」する等の運用上の工夫が必要になります。

検証結果まとめ

検証結果は次の通りです。

「保留」「相談して転送」はともにボタンを押すとすぐに保留音が流れ始めます。一方、「転送」の場合は注意が必要です。転送先ユーザーを選択している間は無音で転送して初めてコール音が流れます。お客様が電話が切れたと勘違いしないよう素早く「転送」するか、「保留」を使い分けるなどの対応が必要です。

本記事の解説は以上です。また、YouTubeでは検証動画を含めて解説していますので、合わせてご覧いただけると理解が深まるかと思います。それではまた別の記事でお会いしましょう。


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