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固定電話が持ち運べる⁉️クラウドPBXのベストプラクティス

固定電話はもういらない⁉️

新型コロナウイルス感染防止に伴う在宅勤務の急増で、私たちのワークスタイルは大きく変化しました。スタートアップはもちろんのこと、一部上場企業のような大企業や、変化をあまり好まない業態の会社まで、多かれ少なかれワークスタイルの変化を求められたのではないでしょうか。

在宅勤務はさまざまな問題を浮き彫りにしています。ハンコ文化やFAX、経費精算のための出社など、私たち日本人の働き方はいつからか生産性が低く、現代のIT技術を持ってすればムダと呼べるタスクに囲まれてしまっているのが実情です。

さて、そんな古い時代を象徴するモノのひとつが固定電話。固定電話はその名の通り固定されているので基本的に受発信するには出社が必要。

また、代表電話番号は通常0ABJ番号が使用されますので、090などから始まる携帯電話番号や050から始まるIP電話番号では企業からの電話として認識してもらえないという問題もあります。

0ABJ番号とは、「03」「06」などで始まる、一般の加入電話に割り当てられる電話番号の形式です。

出典:0ABJ型IP電話と050型IP電話の違い

クラウドPBXが電話のDXを進める⁉️

そんな問題をすべて解決するだけでなく、それ以上のメリットを提供してくれるサービスがあります。それがクラウドPBX

PBXとは機内電話交換機のことで、社内の内線制御のために多くの企業で導入されてきました。ただ、それ自体物理的な設置場所を社内に必要とし、さらに、価格も一般的に数百万円かかることから数年前からそのクラウド化が進み、今ではインターネットにさえ接続していれば月額料金(サブスクリプション)で社内の内線制御を行うことができるようになりました。

クラウドPBXで実現出来ることは主に次の通りです。

<クラウドPBXで実現出来ること>
・社内固定電話の内線制御
・物理PBX導入不要による圧倒的なコスト削減
・代表電話発着信のテレワーク対応
・携帯電話の内線化による転送・取次の効率化
・業務時間外アナウンス(自動応答)

どうですか⁉️良いことづくめですよね。この内のいくつかは物理PBXでも出来ることが含まれていますが、これからビジネスフォンの導入やリプレースを検討しているのであればわざわざ物理PBXを選択する理由はありません。

そして時代はPBXレスへ

在宅勤務が促進し、M365を導入している多くの企業でMicrosoft Teamsをチャット、通話、Web会議に使用するコミュニケーションツールとして採用しました。

このTeamsに、2019年8月にリリースさらたソフトバンクが提供するUniTalkをアドオンすることで、Teamsから外線の発着信が可能になりました。

先に説明したクラウドPBXで実現出来ることは、もちろんすべてこのTeams × UniTalkで実現可能です。社内コミュニケーションツールとして普段から利用しているTeamsからシームレスに外線発着信が可能となることで、生産性はさらに向上します。

また、ランニングコストも1ユーザー月額1,170円からと格安です。(会社ごとの都合もあるので単純におすすめすることは出来ませんが、BYODと組み合わせて導入することでそのコストメリットは何倍にも膨れ上がります。)

○UniTalk利用の月額料金
Microsoft 365 Business Voice            :870円
SoftBank Calling for Office 365 (050) :150円
UniTalk番号基本料 (050)                     :150円

また、さらに驚きなのが上記ライセンスは外線を着信するだけのユーザーであればすべて不要です。細かい構築手順の説明はここでは割愛しますが、基本的に外線発信が必要なユーザーだけが必要なライセンスだと考えてください。

Teams × UniTalkで実現出来ることはスタートアップ向けのビジネスフォンのミニマムスタートだけではなく、コールセンターサービスまで手広く対応します。

<Teams × UniTalkで実現出来ること>
・外線発着信のTeamsとのシームレスな操作性
・圧倒的なランニングコストの削減
・0AJB番号の利用が可能 ※NTTで発行された番号の場合はUniTalkへの番号ポータビリティも可能
・ボイスメモ(留守番電話)のAIによる文字起こしとそのメール通知
・自動応答やメニューによるルーティング、通話キューなどのコールセンターサービス

Teams × UniTalk導入で便利なアイテムたち

最後に、Teams × UniTalkを導入する際に、さらに生産性を向上させたアイテムを紹介します。

1.Teams対応電話機(MP-56Teams)
社内で外線着信時のコール音を鳴らすことが目的で利用しています。

2.Teams対応電話機(MP-54Teams)
MP56-Teamsの廉価版です。ディスプレイが小さいので発信や内線転送するには不便ですが、コール音を鳴らすだけが目的であればこれで十分です。

3.Bluetooth対応ワイヤレスイヤフォン
PCで外線発着信や社内会議、Webミーティングを実施するのであればマストアイテムです。骨伝導タイプで耳をふさがないため、耳への負担が少なく、1日中装着していても不快感がありません。デスクトップPC利用の方はBluetoothアダプターの購入をお忘れなく。


いかがでしたでしょうか。この記事でTeams × UniTalkに少しでも興味がわき、さらには実際に導入するきっかけとなり、ムダな仕事から解放されてくれる人が増えたら幸いです。

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