PACファイルをテスト・デバッグする

PACファイルの記述はJavascriptらしいのだが、インフラエンジニアに書かせるのは酷というものである。また、PACファイル自体は特に構文エラーなどを出してくれないので、振り分けが正しいかどうかのテストが難しい。方法として2つ確認した。

chrome://net-internals を使えという記述はちらほら見かけるが、これは既に終息しており、今は chrome://net-export/ を使用する。
「Start Logging to Disk」をクリックするとJSONファイルの保存先が聞かれる。決定すると記録が始まるので、テストしたいWebサイトを別タブで閲覧し、表示が終わったら「Stop Logging」をクリックする。

「The log file can be loaded using the netlog_viewer.」と書かれているように、 https://netlog-viewer.appspot.com/#import  に接続してアップロードし解析する。
「Socket」のタブを見ると、Directで接続したもの、Proxyで接続したものなどが表ごとに確認できる。


もう一つはAutoproxを使用する。

使用できます。」といういかにも胡散臭いリンクからAutoproxをダウンロードする。実行パスが通っているフォルダに保存する。(コマンドプロンプトで echo %PATH% と実行して表示されたフォルダのどれか)

サンプルコマンドのように、チェックしたいURLとPACファイルを指定する。
autoprox -u:https://us.msn.com -p:c:\temp\sample.pac
とすると指定したPACファイル上でどういう結果となるのかを出力してくれる。
なお、PACファイルをhttp://で指定した場合にこちらの環境では失敗したので、ローカルに保存したほうがよいかもしれない。-Pオプションを使用しなければ現在のOS設定のPACファイルをするかも。

もうちょっとGUI的な試験ツールが欲しいところだが、需要無いんだろうなあ・・・

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