2000文字チャレンジ4

2000文字以上の文章を書く、ただそれだけ
書き出しにその日の思いついたこととか聞いたことから始まるだけで
それ以外の縛りは一切なし。

散文に次ぐ散文。
最早浮足立った浮遊文。
語韻と語感となんとなくな文章、お時間あればお目通しいただければと。

それでは第四回2000文字チャレンジの始まり始まり




前回の2000文字チャレンジから早3週間が経ちまして…


…いや、飽きたとかじゃないんですよ?

ただ、ばたばたしてたりしたもんでね?





…いや、三日坊主とかじゃないんですよ?





ホントに三日で終わりそうだった訳ですけどもね?


ただね?三日坊主が悪いかって言ったらそこまで悪くはないんですよ?

男子三日会わざれば刮目して見よ、何て言葉もありますから、

三日あればなんだってできる。


門前の小僧が習わぬ経を読んだり、坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いたりもする。

秀吉だったら一夜城を三つ建てたりしちゃうんでしょう。



だから決して三日坊主が悪いとかではないから、そこだけは忘れないでほしい。


そもそも、三日坊主って言う言葉が良くないのかな?


三日で坊主ですから。


つまり、誰でも三日で坊主になれる。




…何そのメソッド?


急なビジネス書感が出てきました。


あの坊主に君もなれる!

この本を読んで三日やるだけで誰でも坊主!!!




もう、坊主の価値大暴落。


そら、暇になった坊主が屏風に上手な坊主の絵を書けるわけです。




時間を持て余すと大体ろくなことにならないんですよ。

三日で坊主になったら、じゃあその後どうするかって考えないと、

結局上手に坊主の絵を書いて終わりですからね?


上手な坊主絵過多。


上手な坊主の絵はそんなにいっぱいはいらないんですよ。


坊主以外の絵だって見たいんです。

だから、見せてこ?




って言うか、何で坊主はわざわざ屏風に上手に坊主の絵を書こうと思ったんでしょうね。


もっと書きやすいところはあったろうし、書きやすい対象だっていたはずなのに?

そもそも自分が坊主なのに坊主の絵を書いてアガるか、ってとこですよね。

これは、絶対アガらない。




毎日見てる坊主を絵にして何が楽しいんじゃい!?

って思いながら書いてると思う。


だから、そろそろ坊主以外の絵を書いていっていいよ?

好きな絵を書いてこ?


人でも動物でも植物でも、建物だって物だって何だって良い。


書きたい物を書いたら良いと思うんだ、坊主。


やりたい事だって好きにやったらいいと思うんだ、坊主。


ケーキ屋さんでも、お花屋さんでも、パチンコ屋さんの店員さんでも良いと思う。


とにかくやりたい事をやったらいい。

もう、坊主を解放してあげたい。




この世に蔓延る坊主と言う坊主から全ての坊主を解き放ち、

解放されし坊主による新しい坊主の日々を見守りたい。


そして、坊主たちの新しい夜明けが始まるのだ。


ネバー坊主、ギバー坊主。

坊主ある所に坊主あり、坊主なきところにも坊主あり。



…ちょっと坊主が多すぎるな。


坊主の需要と供給のバランスが大きく崩れてしまっている。



世の中道を進むべき坊主が需要と供給の中道を取れていないとは何たることか…


中道のバランスを崩してしまった坊主はもはや坊主ではなくなってしまうのだろうか…??

では、坊主でなくなった坊主は一体何になってしまうのか?




だが、坊主は諦めない。


坊主は坊主であることを諦めないのだ。


坊主でなくなってしまったのなら、もう一度坊主になればいい。


坊主になるためにはどうすればいいのか???







…そうだ、インドだ。


インドのガンジス川に行こう。


そして、坊主たちは川を上る…荒川、利根川、千曲川…

…数々の川を渡り歩きインドのガンジス川を目指すのだ。


ガンジスを感じる事で坊主はより坊主となり、再びここに帰ってきてくれるだろう。




たまに道に迷った坊主がアマゾン川とかナイル川とかで見つかるけれど…

でも、大体の坊主はガンジス川にたどり着けるだろう。


いまだに信濃川を下っている坊主も見受けられるけども、

それでもほとんどの坊主はインドに到達するのだろう。


そして、インドでもう一度坊主となるのだ。




それぞれが坊主の坊主たる坊主を手にし、はるばるインドからお土産持って帰ってくるのだ。


ややぼったくられたお土産を片手に帰ってきた坊主たち。


インドのタペストリー、謎のキーホルダー、インドでも売ってるのか木刀、良く分からない砂…


全体的にそのまま物置にしまっておきたいチョイスではあるが、

だが、帰ってきた坊主たちは今までとは一味も二味も違うはずだ。




坊主の根源たる坊主となり、自らの坊主だけではなく相手の心の内にある坊主、まさに坊主。


そっとぼったくられたお土産を手渡し、我々に優しく語りかけてくれるのだ。


受け取ったお土産の使いどころのなさに困惑するだろうが、そこはそっとしておいてあげよう。


坊主はそんなにお土産を選ぶセンスがないのだ。


坊主にお土産センスは不要だ。

坊主に必要なのは、坊主であろうとする心、それさえあれば良いのだ。




…だから、そっとお土産の処分方法を考えたりしないでほしい。


一応、頑張って考えて買ってきてくれたのだ。


…ボラれたけど。


ボラれても買ってきてくれたのだ、坊主がお土産を。


お土産を買ってきてくれる坊主、優しい。




…いや、燃えないゴミで出せるかもしれないかもだ、でも、もうちょっと待とう?

丁度明日燃えないゴミの日で良かった、じゃないんだ。

頑張って買ってきてくれたお土産なのだ、せめて一週間くらいは置いておくのも悪くないと思うんだ。


…駄目か。


坊主は良くてもお土産は駄目か。




あぁ…この世は無常…諸行無常だ。


だが、これこそが仏の教えなのかもしれない。


例えどれだけ心を込めてお土産を選んでも、使いどころに困るお土産は困る…


本当に困るのだ。


多分、仏もおんなじ様な思いをしたのかもしれない。


色即是空、天上天下唯我独尊…

本当の意味はちゃんとしたお土産を教えてくれている。




色んなお土産あるけれど

即食べれるやつが一番

是マジ真理

空箱かたして我思う


天使の旗とか何に使うの?

上に置いても気になるじゃん?

天井に貼ったら落ちてくるから

下にいる時おちつかない

唯それだけで

我夜寝れない

独食べれるお土産だけが

尊い理想のお土産よ



仏の教えを心に宿し、坊主は今日もお土産を選ぶ。












…いや、だから、タペストリーは食べれないんだって。

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