エディ・最後の挑戦 〜老トレーナーと19歳の世界チャンピオン と一瞬の夏

まだまだ2月なんだから当然寒いですね 服を何着か重ね着しながら街を歩いてます 早く春にならないかと思いつつそれでいて花粉は嫌な俺です 最近本を読む時間が少なくなっているので意識してバックに文庫本や単行本を入れて意識的に読むようにしています それでいてSNSが気になってしまうのですが... 先日観たNHK BSの「エディ・最後の挑戦 〜老トレーナーと19歳の世界チャンピオン」を30年以上ぶりに観てしまい号泣したせいかその日から沢木耕太郎さんの本を持ち歩いています 沢木さんの著作は全部好きですがなかでも”一瞬の夏”という作品を初めて読んでからずっと俺の心の中ベスト１(小沢健二さんの歌ぽく）の作品なのです これを読んでいる方は読んだことありますか？沢木さんの作品では「深夜特急」が圧倒的に有名なのでしょうけど この「一瞬の夏」を読んだまだ若くて人生や生き方なんてまるで深く考えもしなかった高校生の俺の琴線に深く突き刺さってしまったのです エディさんはこの作品の魅力的な登場人物の1人です いつ読んでも夢中になって読んでしまいます 結末を知っているのに読んでしまいます 読み終わった後にどうにもこうにもやるせなくなってしまうのに読んでしまいます 

ハワイに生まれ育ちあの力道山から呼ばれて来日して日本に暮らしたくさんのボクシングの世界チャンピオンを生み出した名トレーナー けど団体にはジムにも所属しないでフリーのトレーナーとしてチャンピオンを育てボクシングにその人生を費やしエディさんは一生を終えました そのエディさんの晩年癌に侵されながらも1人の若い天才ボクサーの世界戦までほんの短いドキュメンタリーです 1988年に放送された時と同じようにテレビの画面を観ながら涙が止まらなくなって。。。これをエディさんの命日に放送したNHK(良心を持った方だっている）に感謝します