マガジンのカバー画像

技師系100円記事🐶

14
運営しているクリエイター

記事一覧

【100円記事】造影のとき何ml/secまで吹けるんですか?(おまけつき)

どうですか?見出し画像。フリー素材で作ったのですが某Nem〇t〇のインジェクタを良く再現できていると思います。 本記事はほぼ完全に当院の教育用資料になります。最後に「おまけ」として『あったらいいな!手元に置いておきたい注入速度&圧力&単位早見表』を掲載しています。施設内での使用であればくらでも複製使用していただいても構いません。 1.圧力の単位が「kg/cm2」「psi」混在している問題個人的な感想としては、CT室では「kg/cm2」、カテ室では「psi」を使用していること

¥100

【100円記事】「CTの線量が半分になったら画像は白くなるんじゃないんですか?」

ここに水ファントム(模型)を撮影したCT画像があります。 (実験で取得した画像なので中央に高吸収物質がインサートされていますが気にしないでください) さて、このときに「X線の出力を半分にしたら、画像はどうなるでしょうか?」ということを病院実習の学生さんに聞くと、実に様々な回答が返ってきます。 画質が悪くなる(1点) 絵が汚くなる(0.5点) 画像がぼやける(0点) 分解能が悪くなる(0点) コントラストが悪くなる(2点) (※5点満点とする) その中でも、非常に

¥100

【100円記事】カテ先確認のレントゲンを極める【後編】

在宅ワーカー、ペサ山🥨です。 前回までの記事(前・中編)はこちら↓ このテーマの有料noteは全3シリーズ(各100円)で、シリーズ全体を通しては以下の内容が記載される予定です。 ①中心静脈栄養(IVH)カテーテルの種類と挿入部位 ②IHVカテーテルの適切な先端位置と位置異常例 ③人工透析用カテーテルと位置確認のXp ④経鼻胃管の種類と目的 ⑤経鼻胃管の適切な先端位置と位置異常例 ⑥気管挿管後のXp ⑦胸腔ドレーン挿入後のXp ⑧ペースメーカー留置後のXp ⑨その他体内一

¥100

【100円記事】カテ先確認のレントゲンを極める【中編】

こんにちはペサ山🥨です。ゴールデンウイークは自粛します。 前回の記事(前編)はこちら↓ このテーマの有料noteは全3シリーズ(各100円)で、シリーズ全体を通しては以下の内容が記載される予定です。 ①中心静脈栄養(IVH)カテーテルの種類と挿入部位 ②IHVカテーテルの適切な先端位置と位置異常例 ③人工透析用カテーテルと位置確認のXp ④経鼻胃管の種類と目的 ⑤経鼻胃管の適切な先端位置と位置異常例 ⑥気管挿管後のXp ⑦胸腔ドレーン挿入後のXp ⑧ペースメーカー留置後

¥100

【100円記事】カテ先確認のレントゲンを極める【前編】

イキり新人も、イキらない新人も、みなさまこんにちは。ペサ山🥨です。 基本的に放射線技師の力量は『知識×経験』で表現されるので、国家試験の知識+αしか持たない、経験ゼロの新人放射線技師さんは今頃「職場で足手まといになってるんじゃないか。。。」と、自己肯定感低めになっていることでしょう。 でも大丈夫。新人放射線技師が努力次第で中堅、なんなら主任クラスの放射線技師に追いつける、、とまでは行かなくても「簡単に距離を詰められる」モダリティがあります。そう、ポータブルXpです。 まぁ

¥100

【100円記事】心房細動アブレーション前のCTって何に使うの?(前編)

風が吹けば山田🥨が儲かる。そんな仕組みを構築したいペサ山です。 カテ関係の記事でも何度か触れましたが、不整脈の「アブレーション治療」をカテ室でやっている施設もあるかと思いますが 皆様の施設では放射線技師がどこまで手技に関わっているでしょうか? メチャメチャ参加してる!という施設よりも「座ってるだけ」という施設の方が多いのではないでしょうか。 しかし手技に直接関わっていなくても、「発作性心房細動に対する肺静脈隔離術前CT」を撮影している施設は少なくないと思います。 本テー

¥100

【100円記事】心房細動アブレーション前のCTって何に使うの?(後編)

雨降って、地固まり山田🥨が儲かる。そんな仕組みを構築したいペサ山です。 前後編にわたる「心房細動アブレーションの術前CT」のお話で、 前編では「肺静脈隔離術とは?」「アブレーションで使用される3Dマッピングシステムとは?」という内容について書きました。 後編では「CT撮影における諸注意」「支援画像としての3D画像作成」について触れます。 1.心房細動アブレーション術前CTって、冠動脈CTと何が違うの?いきなり核心です。多分みんなこれを知りたいのだと思います。 通常の冠

¥100

【100円記事】カテ室に行く前に知っておきたかった無数のこと【後編】

前編はこちら↓。 後編も引き続き、想定される購入対象者は、新人放射線技師や学生さんです。1人で時間外緊急のIVRに対応できる放射線技師さんには既知の内容となっていますので、購入にはご注意ください。 本テーマは前後編で書く100円の有料記事としています。 こちらの【後編】では ・「画像処理」(リファレンス画像や計測)業務に必要な基礎知識 ・業務支援に必要なTAEの基礎知識(塞栓物質について) という内容になっております。 3.リファレンス画面で必要な知識を教えて!リファレ

¥100

【100円記事】カテ室に行く前に知っておきたかった無数のこと【前編】

こんにちわ。ペッサリー山田🥨です。 いつもCTの話ばっかりしてますが、山田🥨は技師人生の大半をカテ室で過ごしています。どちらかと言うと、カテ>>核医学≒一般撮影>その他>>>MRI=治療、って感じです。 ところで皆さんのご施設では、例えば心カテの際にどんな職種が関わっているでしょうか?医師・看護師は当然、また透視を使うのでもちろん放射線技師は必須でしょうが、施設によってはこれにプラスして臨床検査技師さんが居たり、臨床工学技士さんが居たり、カテ屋メーカーさんがズブズブっと介

¥100

【100円記事】造影剤を入れながら撮影しているのに肺動脈のCT値が低くなる件について

twitterで年に1回くらいのペースで何度も話題に上がるこのネタ。 実は私自身はあんまり遭遇した経験はないのですが(気づいていないだけ?)、結構皆さん経験があるようです。 理屈上、右心系(静脈)から造影剤を注入しているので、注入終了からよっぽど時間が遅れなければ右心系から造影剤が洗い出されることは無いですし、ましてや注入中(あるいは注入終了後と同時くらいでも)にスキャンを開始すれば、肺動脈には「(IVCからの希釈はあるが)ほぼ原液」の造影剤が流れているので、少なくとも左心

¥100

【100円記事】いまさら聞けないポジショニング以外のおはなし~EDRの補足と宿題の解答編~

こんばんわ。ペッサリー山田です。 ここに、有料化したらバチクソ稼げそうなpdfがあります。 (↓無料でダウンロードできますが、再配布とかはやめてください。) これは以前、山田が大学病院に放射線技師として勤務していた際、たまたまヘルプで行った一般撮影室でとある後輩技師がAECについて一切理解していなかったことをきっかけに、「一般撮影室ではポジショニングしか教えねぇのか(怒)」と憤怒して作成した教育用資料です。 素材は基本的にオープンアクセスの論文や海外の症例サイトから引っ

¥100

【100円記事】ECMOの造影CTを撮ろうよ~後編~

前編のおさらいです。 こーいうシチュエーションで、造影CTを撮ろうとしてました。前提条件として ①時間外にショックバイタルとして搬送されてきて速やかにPCPSを入れた、あるいはACSで再灌流後にPCPSに載せた状態で、低心機能の状態で他の疾患の検索を行うという状況を想定 ②腎機能には問題が無い(あるいは救命のための検査を最優先する)という前提で、300~350濃度のヨード造影剤を100~150ml程度使用できる ということにします。 ③-1:絶対にできる「実質相」

¥100

【100円記事】ECMOの造影CTを撮ろうよ~前編~

私が以前働いていた職場で、ときおり夜勤者が 「(V-A)ECMOの造影CTをpoor studyした」という失敗談を数年に1回くらい耳にしていました。 私自身はカテ室に長く居たのでV-A ECMO(PCPS)がどんなものかは理解していたので、pitfallを全力で回避するために 「できないことはできません!(実質相しか撮りません!)」とゴリ押しすることも多かったのですが、共有知のために少し整理してみたいと思います。100円記事の前・後編になります。買ってください。 【無

¥100

【100円記事】散乱線・グリッドに関するあれやこれや(散乱線補正処理:仮想グリッド含む)

無料記事でしたが、割と頑張って書いた記事だったので有料化しました(2021/10/23)。 ■グリッドメーカーの三田屋製作所のHPがなかなかの良解説でした。 グリッドの技術|株式会社三田屋製作所 (※2021/10/13 三田屋のHPリニューアルに伴い404になってましたが、youtubeに動画としてアップされていました↓) 歴史的に(?)グリッド使用時の適正管電圧は「グリッド比の10倍」と言われることが多いです。 8:1⇒80KV、10:1⇒100kV、12:1⇒120

¥100