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No.74 2023年8月 「あのエッセーその後」(1)ドジョウはどうしているか

本エッセーも今回で74回目になりました。第1回はおよそ1年前にUPしました。それでその後エッセーで取り上げた話題が最近どうなったか、飛び飛びに書いていきますのでお読みいただけますでしょうか。
 
「No.35 2014年~ ドジョウは好奇心がいっぱい?」あのドジョウは

 2014年8月に我が家に来たドジョウ3匹。我が家に来た数カ月前には産まれていることでしょう。2023年7月に残念ながら1匹の命がなくなりました。およそ9年の命でした。あとの2匹は元気に過ごしています。10年目に突入しました。この3匹を汚い水槽でしたがほぼ毎日のように観てきました。そこで不思議なことに気が付きました。じっとしている時も泳いでいる時も3匹でいる時もありましたが、だいたい2対1になっているのです。なぜ2対1がわかるのか、それは黄土色のドジョウが2匹、こげ茶色のドジョウが1匹でいるのです。この関係はかなり長い間続いていました。教室ならば「仲良くしなさい」と言えるのですが、ドジョウの世界では伝えることはできません。1匹のドジョウに「同情」はしていましたが。今回命がなくなったのは1匹でいるこげ茶のドジョウでした。ほぼ9年生きたのですから長生きといえるのですが、やはり2対1のストレスがあったのでしょうか。ドジョウという生き物に好き嫌いがあるのでしょうか。このことが私の中で芽生えました。これからは「ドジョウに好奇心があるのか」とともに「ドジョウに相性があるのか」という研究テーマで調べていくことにしました。手がかりはあまりないのですが。2023年7月20日13時8分ごろ千葉県北部を震源地としての地震が起こり、東京都大田区の我が家でも軽い揺れを感じました。私が揺れたかと感じた瞬間の直前に2匹のドジョウが水槽の中で騒いでいました。以前にも地震が起きる瞬間の直前に騒いでいたこともありました。昔からナマズが地震を予知できるのではと言われていますが、ドジョウにもそのような予知能力があるのか、これも手がかりはないのですが調べてみたいテーマです。そのような研究ができなくてもドジョウは「どうぞ」(ドウジョウ)と言ってくれると思います。


元気よく泳いでいる2匹のドジョウ



休んでいる時も近くにいる2匹のドジョウ

 7月下旬の暑い夏の日、外の樹木から蝉の鳴き声を聞きながら、水槽のドジョウが泳いでいる姿を観ていると自然の中にいる感じがしました。
 島根県安来市が発祥の地とされる、安来節「どじょうすくい踊り」は子どものころからよく見ていたユーモラスな踊りでした。
安来市観光サイトより
https://www.youtube.com/watch?v=mUALuGno6Go
 
 ドジョウは日本人にとって食としても使われています。私も若い頃東京の私立小学校社会科研究部の上野周辺のフィールドワーク研究後浅草で柳川鍋をみんなで食べたことがありました。ドジョウを飼ってからはさすがに食べることはありませんが。たまに妻と行く居酒屋さんは焼鳥と刺身・寿司が美味しいお店ですが、カウンター席の前の水槽にたくさんのドジョウが入っていて誰かがドジョウの天ぷらの注文をすると水槽から網ですくい出されます。すくい出されるドジョウを見るとかわいそうな感情が出ますが、私の好きな焼鳥と刺身も生きている鳥や魚を食べることになるのです。人間は他の動物の命をいただいていることを再認識し食の在り方を考えていきたいと思います。
 
参考
ドジョウの長生き
ミナミヌマエビ飼育研究所
https://minaminumaebi.blogmimi.com/?p=2217
 
ドジョウの生態
ドジョウの生態や基本情報まとめ【魚図鑑】
https://kurashi-no.jp/I0011694
 
ドジョウの好奇心
山陰中央新報デジタル
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/405802
 
 余談ですが、Googleで「ドジョウの好奇心」を検索していたら「No.35 2014年~ ドジョウは好奇心でいっぱい?‐note(ノート)」という私のエッセーが出てきました。エッセーも責任が重大ですね。
「ドジョウ同士で相性があるのか」と検索しましたが探せませんでした。
 

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