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No.176 2024年4月 諏訪湖フィールドワーク 原田泰治美術館・高島城などを訪ねる

 2024年4月に長野県の諏訪湖をフィールドワークしました。新宿から特急「あずさ」で上諏訪まで行き、早速諏訪湖に行きました。私にとって初めて行く所でした。
 湖畔の桜は4月15日でしたが丁度満開でした。このあたりは春が遅いのでしょう。

 間欠泉センターでは湯が出ていました。


 諏訪湖周辺は、映画「怪物」(2023年)のロケ地になっていたようで、写真パネルが何枚か提示されていました。「いま、会いにいきます」「八日目の蝉」「永遠の0」「Fukushima50」「テルマエ・ロマエⅡ」「スパイの妻」「ロストケア」なども諏訪がロケ地になっているようです。これらの映画はみな観たことがあります。

 湖畔を歩いているとかなり前に建てられたのではないかと思われる洋館らしきものが目に留まりました。どんな施設なのか立ち寄ってみました。


 この建物は「片倉館」で、大正から昭和の初期にかけて絹生産をしていた会社が地域住民に厚生と社交の場とするために、1929年(昭和4年)に設立されたものです。


 昭和の初期に建造された天然温泉大浴場の「千人風呂」です。大理石浴場には一度に百人入れるほどの大きさがあります。「千人風呂」は広さの象徴ですが、各地にこの言葉はあります。
片倉館は映画「テルマエ・ロマエⅡ」のロケ地になっているようです。
片倉館
http://www.katakurakan.or.jp/about_us/

 宿泊は「油屋旅館」で、源泉かけ流しの湯と諏訪湖を見ることができる露天風呂がありました。

 2日目は、以前から訪ねてみたいと考えていた「原田泰治美術館」と「高島城」に行きました。
 湖畔を歩いて「原田泰治美術館」に着きました。

 原田さんと私の授業との関係は、エッセーNo.133「1983年 4年生社会科 原田泰治さんの絵で日本の景色を探る」を参照して下さい。
 館内に展示してある原田さんの作品は写真撮影ができませんので、許可されている範囲での写真の提示になります。
 館内に入ると原田さんの写真が展示されていました。私がお会いした時原田さんはこのような感じでした。

 2024年4月11日~9月29日までは「原田泰治が描く 美しい日本の童謡・唱歌展」が開催されています。私もじっくり鑑賞しました。
 入口の近くに1台の乗用車が置かれてありました。

 この車は足が不自由な原田さんのために、「手動ブレーキ」が改造されています。各地を訪ね風景を描き続けた原田さんの足になったそうです。

 二階のレストランでアイスコーヒーとピラフのセットを注文し妻と味わいました。

原田泰治美術館
https://www.taizi-artmuseum.jp/
 
 次に向かったのは湖畔から離れて、街中にある「高島城」でした。桜が満開でした。

 天守閣の一番上から諏訪湖も眺められました。

 この高島城には温泉があったとテレビ番組で紹介されていたので、その場所を探しました。

 熱いお湯が出てきました。すぐ近くに地元の方のための温泉浴場がありました。昔お城で武士が温泉に浸かっていたのでしょうか。

 3日目はもう一度「高島城」に行きました。昨日の桜と温泉をもう一度見ることにしたのです。
 昨日にはなかった「花筏」(はないかだ)を見ることができました。こんなきれいな「花筏」は初めての経験です。

 帰りの「あずさ」を上諏訪駅のホームで待っていたら、上諏訪の温泉と霧ヶ峰の水の提供と温泉たまごをつくる場所がありました(温泉たまごは有料)。そして、乗車券や入場券があれば無料の足湯もありました。

 のんびり楽しいフィールドワークを堪能しました。

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