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No.114 2023年12月28日 子どもの頃電車から見ていた大船観音に初めて行く 大船駅には懐かしの大船軒「鯵の押し寿し」が

 2023年の年末妻と熱海に行きました。目的は温泉に入ることです。1年の疲れを取り心身とも癒すことに温泉が一番です。もちろん温泉に入るだけでなく熱海の街を散策したり美味しいものを味わうこともしたりしました。
 子どもの頃から現在まで東海道線や横須賀線で熱海や鎌倉に向かう時に必ず通過した駅が大船です。今まで200回以上通過したと思います。通過する時に必ず目にしたのが丘の上にある大船観音でした。ところが、大船駅を降りることもなかったので、大船観音に行くこともなかったのです。何回か行ってみようと考えたことがあったのですが一度も行けませんでした。今回初めて行くことができました。おそらく小学校4年生ぐらいで初めて大船観音を見たのですから
およそ60年後に実際に行くということになりました。
 熱海からの帰りで、16時には閉門なので15時過ぎには着くようにしました。駅から大船観音を身近に見るまでこのようなコースを辿りました。


 大船観音は曹洞宗総持寺の直末寺とされ、次のように大船観音のホームページに歴史が書かれています。
大船観音ホームページ
https://oofuna-kannon.or.jp/

釈迦は菩提樹の下で坐禅をされ悟られたといわれ、その禅の教えは釈迦より28代を経て達磨大師に受継がれました。 その達磨大師の禅を日本に伝えられたのが道元禅師。道元禅師が開かれた福井県の永平寺、道元禅師の教えを弘め曹洞宗団を形成された瑩山禅師が開かれた神奈川県の總持寺を両大本山とするのが曹洞宗です。 大船観音寺は大本山總持寺の直末寺で、本尊は、聖観世音菩薩を祀っています。

観音像の背中側には洞窟のような入口があり、中に入ると祭壇に祀られた小さな観音像があります。胎内拝観することができ、子宝・安産・子どもの無病息災の祈願ができます。

鎌倉観光公式ホームページ
https://trip-kamakura.com/article/12993.html


 大船観音からどのような景色が見えるのでしょうか。

 大船観音を初めて見てからおよそ60年。60年振りに念願がかなったような気分です。
 帰りの大船駅構内でさらにおよそ60年ぶりのものに出会うのです。妻が見つけた「鯵の押寿し」の販売です。私が小学生の頃父が湯河原や熱海へ旅行に行くと大船駅で販売していた「鯵の押寿し」をお土産に買ってきてくれて、楽しみの1つでした。おそらく昔は駅弁として売っていたのでしょう。その味が忘れられなくて今でも湯河原・熱海・伊東に行くとそれぞれの駅で「鯵の押寿し」を買って家で食べていました。父が買ってきてくれたのは大船駅でのものです。もう大船駅では売っていないと勝手に思っていたのです。大船駅で降りたことがないので当たり前のことかもしれません。しかし、大船駅で売っていたのです。これがその大船軒「鯵の押寿し」です。

 すし飯も熱海・湯河原・伊東で売っていたのものとは全く違い、この味を小学生の時に味わっていたのだと60年ほど前にタイムスリップした感じです。パッケージの裏にこんな文章が書かれていました。「独自の合わせ酢でしめた鯵を使い、関東風に握り関西風に押して仕上げる製法は、食べ易さと長く美味しさを保つ事を考慮しなければいけない駅弁ならではの工夫でもありました。百年以上も愛された伝統の味をご堪能ください。」
父が大船駅でお土産に買ってきてくれた「鯵の押寿し」の背景にはこんなこともあったのかと思いました。

私には「いつか行ってみよう」という所が他にもあります。大切なのは実行することです。実行することによって思いがけないことも起こります。この「実行する」ことすぐに始めます。

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