ダメダメ計画書

 ふと、PCが持つ「叡智の結晶感」に感銘を受け、「わっしょい、わっしょい」とMacBookを担いでいたら、母に怒られてしまいました。Pesoyamです。

 日記程度にNoteを書く、などと宣言しながら日記が半月も途絶えるというのは、読者にとっては(幸いコンスタントに読んでくださる読者様はいないので問題ないですが)それ即ち作者の死と同じです。この半月は研究計画書の体裁を取り敢えず整えるために汗を流していました。

 インターネット上から集める種々雑多な文献で研究計画書の準備フォルダはみるみるうちに圧迫され、何がなんだか分からない始末です。実生活ではAmazonやらメルカリやらで入手した書籍が毎日のようにポストに投函され、届いた書籍でポストが満載なために荷物が投入口から顔を覗かせている日もありました。私は私で脳の情報過多に起因して、母親の誕生日という記憶を「忘却」のセクションへ追いやってしまい、母に誕生日メッセージを要求されました。

 そんな状態でなんとか研究計画書を書き上げました。がしかし、その実それはただ「研究計画書」と表紙に書かれているばかりの、大変お粗末なものです。自分で読み返すだけでもすぐに分かります。先行研究の概略といった背景の部分はまだしも、仮説や研究方法にできた穴ぼこはエメンタールチーズに引けを取りません。

 ガールフレンド(彼女は恐ろしいことに東大の院生です)にも研究の概略を説明しましたが、研究意義がないだの、そもそも研究自体に面白味がないだの、専攻も違うのに散々ダメ出しをくらってしまい、ひとまず書き上げたことで心に咲いた安心感の花に農薬をかけられた気分です。専攻が違う人にまでいとも簡単に批判されてしまうあたり、私の研究テーマに関する先行研究のリサーチ不足や、知識不足よりも、もっと根本的な研究に対する私の認識の部分に問題はありそうです。

 私が通う塾の先生に直してもらおうと計画書を送付しましたが、先生も先生で(先生は博士課程のバイトさんです)奨学金の手続きが忙しいとかでなかなか添削が返ってきません。

 もはや自分で書き直す必要がありそうです。「これで書ける!大学院研究計画書攻略法」という書籍を購入しました。いかにも地元の市立図書館で誰にも借りられないまま書籍の間で眠っていそうな表紙をした本です。この本でそもそも研究とは何か、どのように仮説を立てるのかといった根本的なところを押さえ、ガールフレンドを唸らせるような計画書へと変貌させたいものです。出版年を見たら2002年とありますが、大丈夫でしょうか。

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