自己嫌悪と妊活とパニック障害と①

某有名ブログでパニック障害のことを綴っていたのだけれど、少しサボったら再開出来ずモンモンとしていてnoteに辿り着いた。

備忘録、そして気分転換のためにこちらを今日から活用しよう。

私は現在27歳、既婚である。
「えっ!結婚してたの!」と驚かれたり
接客業をしているのだがお客さんにも
「なんだ〜、姉ちゃん結婚してんのか」と、
言われるくらい既婚オーラが出ない。
既婚オーラの出し方教えてください。笑

私がパニック障害と診断されたのは3年前。
やたら電車や、ある特定の現象を起こすと必ず意識が遠のき、目の前が真っ白になり、血液は指先まで届かない。ひどい時は電車降りかけの時に発作が起き、点字ブロックの上に倒れたこともある。
幸い、その時に一緒にいた会社のおっさんMがパニック障害を患っており
「お前もそうかもしれないから病院へ行け!」と言われたおかげで病院にすぐ行った。
脳波やMRIの検査をし、脳に異常がないことを明らかにしたところで【パニック障害】であることを伝えられた。

それからは、毎晩抗うつ剤と頓服で安定剤を飲む生活の始まり。
しばらくして病状が安定したので、“勝手に”薬を飲むのをやめた。そこから1年くらい何にも起きず
「こりゃ完治したわ〜」と
浮かれていたんだと思う。

問題はその後、1年後。
私が小学校5年生から飼っていた実家の猫が天に召された。心筋症、胸水、腎不全でどうしようも出来なかった。幸い、母と猫の最期を実家のリビングで迎えられた。今でも思い出すと泣いちゃう。

その死がもたらした私へのダメージは数日後、車を運転して渋滞にハマっている最中に発作として現れた。すぐに思い出せるあの嫌な感覚。意識が遠のき、手汗がひどく、動悸がする。

最悪なことに一方通行の、脇道が一切ない道で休めなかった。逃げられなかった。
窓を全開にして、深呼吸して、「大丈夫」と唱えることしか出来なかった。
パニック障害の発作は10〜30分で落ち着くので、そうこうしてるうちに収まり、急いでお家に帰った。

もう二度と味わいたくない感覚を久しぶりに味わい、怖くなったから近くの精神科を受診。
「これは再発ですね、勝手に断薬したりするとぶり返したりするから今度はちゃんと向き合って病気と付き合いましょう」と言われてとても悲しくなったのを覚えている。

それから、前回より少し強めの抗うつ剤と頓服安定剤を飲む生活リターンズ。薬を毎日飲むということは、飲み忘れた時の不安がひどい。そして毎日飲まなければならない義務感。まぁ、仕方ないんだけど。

そんなこんなで、話は少し変わるけどそろそろ子供が欲しいと思っている。周りの同級生も出産ラッシュ。久しぶりに誰かに会うと妊娠報告or出産報告の嵐である。
今年の春くらいからタイミング法っぽく、なんとなーく排卵日前後を狙って仲良くしても未だ妊娠検査薬に線が出ることはない。

こないだ友人に会った時も「そういえば、あの子は来年3月に出産予定だって!」と言われた。そりゃ「おめでたい」さ。
でも、心の底から喜べず上っ面なありきたりな「わ〜!おめでたいねー!」しか言えない自分にとても自己嫌悪なのである。

少々、シモの話になるが私の旦那の「玉」が随分前から気になっていた。寒い時はキュッと縮こまり、暑い時はビローンとするもの、と認識していたのだが年がら年中ビローンなのだ。
春から妊活していて、何でだろうと思い不妊のことを調べたら【精索静脈瘤】ってものを見つけた。当てはまる、当てはまる。

しかし、急に
「あなたの玉、これかもしれないから病院行って!」
だなんて言えない。傷つくのくらい分かる。だから、私もずっと避けていた子宮頚がん検診と超音波検査をやってきた。後日、私に何の異常もないことを告げられる。それを踏まえて勇気を出して旦那に伝えた。

「気のせいかもしれないけどこの病状に当てはまってない?」

びっくりするほど、旦那は頷いた。

「俺、すぐに病院いくわ!」
と、翌日泌尿器科へ行ったのだった...


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