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ペルタニの知っても知らなくても「キッチンABC」
ツイッターをXと呼び。
ジャスコをイオンと呼び。
むかし、地球と呼ばれていた惑星を今では火星と呼んでいる(かも知れない・・・)
もう、ハローマックも王様の本もヤマチクもなく、俺の記憶の街に曖昧な佇まいで存在してるだけ。
でも、実際の街には俺の記憶にも残らなかった店や家や砂利道、犬や鳩や草花があったはず。
それらは脳の端に追いやられて、思い出そうにも思い出せない。
ましてや通ってもいない、出会ってもいないものは存在すら知る余地がない。
記憶どころの話ではない。
未来の話、誰かの記憶を共有できる装置が開発されるかも知れない。
他人の話としてではなく、自分がそれを経験したかのように鮮明な記憶として。
何度も何度も繰り返し装置を使い、膨れあがる他人のデータ(記憶)
しかし、自分にとっては紛れもなく、自身が経験したはずの記憶なのだ。
自分と他人、記憶と現実の境目が曖昧になり、蝕まれて行く脳。
自分の本当の記憶はどれなのか、そもそも自分はこの記憶の中の誰なのか。
自分が自分である、というアイデンティティを失った人物は何を考え、どんな行動をするのだろうか、そんな想像を巡らせながら、一方で「今日の昼、何食べよっかな」なんて考える。
さて、今回、紹介したいのが東京都内に4店舗あり「一食入魂」「一皿一会」をモットーに掲げる洋食屋「キッチンABC」
店内は活気があり、ひっきりなしにお客さんが入って来る。
個人経営の単独店舗ではないので、良い意味で空気感がサバサバしている。
注文して、食って、帰る。
非常にシンプルなのだ。しかも美味い。
念のこもった個人店はもちろん、そこが醍醐味だし、それが素晴らしいんだけど、俺みたいな人見知りは時に、その念が重く感じることがある。
たまにね。
かと思えば、急に人恋しくなって、その念を堪能しに行きたくもなる。
ワガママ?知ってる。
さて、キッチンABCだけど、メニューは、特製秘伝のタレで炒めた、豚肉・ニラをご飯の上にのせ、生卵を落としたオリエンタルライス。
欧風ともインド風とも違う、まさに「キッチンABC」ならではのオリジナル。5種類ほどのスパイスを組みわせた漆黒のような黒カレー。
サクッと揚げたチキンに甘酢たれをたっぷりコーティング。仕上げに自家製タルタルソースをかけたチキン南蛮タルタル定食。
などなど、どれを食べても美味しくて、量の満足度もすごく高い。もしくは腹がパンパン。
マジでめちゃくちゃオススメなので何かの機会にぜひ。
誰かがこれ読み、その誰かの記憶にキッチンABCが、ペルタニという人物が、取り込まれることに乾杯(黒カレーで)
キッチンABC池袋東口店
〒171-0022
東京都豊島区南池袋2丁目16−2
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