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指す将順位戦6thを終えて

とにかくもう色々あった半年間だった。
良いこともあったし、悪いこともあった。
勝ち負けだけが全てじゃないし、昇級できなかったから参加した価値がないとも思わない。
『交流』というテーマに対しては、前期以上に
収穫があったと感じている。

残念だったのは、最初に決めた全局『自戦記』を書くという目標を達成できなかったことだ。
これは精神的な理由だけでなく、ちょっとした
トラブル的な理由もあったり、なかったりする。
最後まで書くかどうか悩んだが、少なからず、
内部的ではあるが、何かしらの事件は起きていたのが真実である。

それが何なのかは今となっては、もうどうでも良くなっているのだが、Twitterという世界には色々な人が生きている。ここは天国じゃないんだ。
かといって地獄でもない。良いやつばかりじゃないけど、悪いやつばかりでもない。ロマンチックな星空に…以降は割愛するが、ネット上の顔の見えない誰かと将棋を指す上で、最低限、その人物の性善説を信じるしかない場合がある。ここ最近話題だった『何とか指し』に対してもそうだろう。

そんなことはしない前提で成り立っている。
Twitter棋戦も運営が定めたルールに則り、
参加者全員が協力して楽しいものにしていく必要があると私は思う。他人を不快にさせる行為や、
自分が利益を得るためだけの不正など、あってはならないと私は考えている。ただ、それは参加者の善意で成り立っている。仮に不正が疑われたところでそれを証明することはできない。

例えば、対局者が別の人間であったとしても、
それは他の誰にも分からないし、複数で相談して指していたとしても分からない。過去に参加したことのある人間が、アカウントを作り直して別の人間として参加していたとしても、多くの場合、それに気づくことはないだろう。それが不正なのかと言われると、棋力詐称などをしていない限り、グレーであると思う。

半年という長い期間を戦い続ける中で、それぞれ仕事や学業、家庭の事情もあるだろうし、将棋に対するモチベーション、勝敗や成績に対する精神的な揺らぎ、さまざまなものを抱えて参加しているだろう。全ての対局が真剣勝負以外の何物でもないし、戦い抜いた全ての参加者は私も含めて、よく頑張ったと思う。もちろん、何らかの事情で途中辞退された方や、不戦敗があった方もいたと思うが、それはもう仕方ないことだと思う。

私が冗談のように『指す順』を今期で引退すると言っているが、その背景にはこのような葛藤があったからである。もちろん、力をつけて来期こそ昇級を目指して頑張りたいという気持ちも大きいが、何となく消化しきれていない、わだかまりみたいなものがずっと残っている。別に誰が悪いと言っている訳ではないが、そういう感情で最初に自分が決めたことを全う出来なかった自分に対して、許せない気持ちがある。

もしかすると、ここに書いた内容は不適切で、
誰かから責められる火種になるかもしれない。
そうなった場合に逃げる準備はすでにしている。
このTwitterアカウントはもう長くないかもしれないが、もしそれでも私と仲良くしてくれる人がいるのならば、可能な限り、このアカウントを存続させようと思う。

最後に、『指す将順位戦』を運営してくださった方々に感謝申し上げます。諸々が良い感じになったら、またいつか参加したいと考えています。
ついでに、どうせ読んでないと思うけど、
『地獄研』の皆様にも心から感謝してます。
無事に年を越すことができたら、また美味しい
コンビニのスイーツの話をしましょう。

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