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指す順6th 第8回戦に向けて

今後の昇級に関わる大事な一番であるのだが、
とある大人の事情により、勝敗に関わらず、
本局については自戦記を書かないことにした。
理由はいつかどこかのタイミングで書こうとは
うっすら考えているが、今はその時ではない。
単にめんどくさくなったからでは決してない。
(多分、次からは書く予定)

とは言え、何もしていない訳では決してない。
それなりに勝つ為の準備はやっているつもりだ。
今期もついに終盤の入り口に差し掛かったが、
泣いても笑っても、残る4戦を全力で戦い抜く
所存、リアディゾン、歩損だ。

少し早めの振り返りをすると、思えば初戦を落としたのが痛かった。それ以降は不戦勝も含め、
表面上は今のところ全勝だが、冗談抜きで、
全敗していてもおかくない内容だった。
執念なのか、指運なのか、日頃の行いなのか、
とにかく運が味方しなかったら、この成績に
なっていないのは間違いないだろう。

この先も運が味方してくれる保証はどこにもない。当然のことながら、実力で勝ちをもぎ取るしかない。ただ、あまり成績にこだわりすぎるべきでない事も頭では理解している。しかし、昇級にギリギリ手が届いている状態を何としてでもキープしたい。いや、もっと安定できる場所まで逃げたい。そんな気持ちで日々、落ち着きのない生活を送っている。(仕事も手につかない)

様々な参加者がいて、目的や取り組み方が
それぞれ異なるとは思うが、やはり昇級残留降級が一つのモチベーションになるのは恐らく、参加者共通なのではないかと思う。
前期は開幕5連敗(不戦敗を含む)で早々に
昇級戦線から離脱していたので、とにかく完走するというモチベーションに切り替えたが、いざ完走してみて、あらためて最終成績を見てみると、
やはり悔しい気持ちが大きかった。

正直、今期の第1回戦終了時点では、ここまで昇級に絡めるとは予想していなかったので、嬉しい誤算ではあるが、それ故に毎局前後の緊張感だったり、疲労感だったり、高揚感が前期とは比べものにならない。そして、『負けたくない』という気持ちが一局ごとに増していくのだ。勝てば勝つほど、次は負けるのではないかという焦りや不安が不意に襲ってくる。(主に仕事中)

どんなに序盤の勉強をしたり、棋譜を並べたり、詰将棋を解いたり、駒サプったり、地獄ったりしても、拭い去れない『敗戦』への恐怖に支配されている。では仮に負けたらどうなるか?

命を取られるわけでもないし、を賭けているわけでもなく、別にすぐにどうなる訳でもないが、積み上げたものぶっ壊して全力で少年になりそうな自分が怖いのだ。

書いている本人もよく意味がわかっていないが、一度負けると、今まで運良く勝ち続けた分、今度は運悪く負け続けるのではないかという悪夢に取り憑かれているのだ。これはきっと、今期が終幕するまで続くのだと思う。その時には答えは出ているだろう。勝って昇級を決めているのか、
負けて残留することになっているのか。

どんな結果であっても、走り抜いた自分を誇りに思いたい。その為にも一局一局を大切に戦っていくつもりだ。勝ち負けに必要以上にこだわらず、
最後まで悲観せず、楽観もせず、謙虚な気持ちで
目の前の将棋に集中していきたい。これは今現在、冷静になりきれていない自分への暗示だ。

それはそれとして、数日後に親知らずの抜歯手術を控えている。午前中に予約を入れてしまったことで昼食が取れなくなったことに気づくのが少し遅かった。しばらく痛みと腫れと出血が続くことを考えると、とても対局どころではない。
こんな可哀想な私に将棋の神は力を与えてくれないだろうか。なりすましソフト指しなどの
不正をしてまで勝ちたいとは全く思わないが、
望外僥倖反則勝ちでもいいから勝ちたい。
そんな意識の低さで対局に臨もうとしている。

…というのはマイケル冗談で、結果は気にせず、
とにかく内容の良い将棋が指せればいいなと思っている。もし仮に負けた時、昇級を逃した時、一時的にモチベーションが下がることはあるかもしれないが、地獄研の仲間や、その仲間と猛特訓した時間や、期間中に少なからず向上したであろう棋力など、すでに得たものは大きいはずだ。

早く今期の指す将順位戦の全戦を終えて、心静かにウォーキングデッドファイナルシーズンを鑑賞したいというのが本音だが、(早期終了したいわけではない)どうやら、Disney+(ディズニープラス)という新たな動画配信サービスに加入する必要があるらしく、とても頭を悩ましている。月額770円(税込)とのことだ。

最後に一つだけお願いがある。私のことは嫌いでも、地獄研のことは嫌いにならないでほしい。

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