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成長の軌跡メモ② 対リーチへの備え

こんにちわ、ぺるきちです。

前回のnoteよかったと言う声を頂いてモチベ上がっていたのですが、次がまとまらず、結構時間があいてしまいました・・・。

前回はリーチという役の強さについて語りましたが、今回はリーチという武器に頼るために必要なことをもう少し深掘りしよう、というお話です。

☆リーチを目指す上でのリスク管理

リーチのメリットはもちろん圧倒的打点力なのですが、デメリットとしては面前役なので速度が出しにくく、後手を踏みやすいということがあります。

逆に言えば「後手を踏みやすい」という弱点を対策することができれば、よりリーチに頼った戦い方ができるようになるということです。

この弱点への対策方針としては大きく以下2つかと思います。
1.少しでも早くテンパイできるようにする
2.後手を踏んでも大丈夫なようにする

1.に関しては牌効率の強化しかないかと思いますが、今回は割愛。

一方、2.については具体的には先にテンパイした相手に放銃することが嫌なわけです。
じゃあ放銃しないためには?ということで、結局「オリ」の技術を磨くべきという結論に至っています。
「高い守備力によって安牌を持たずともよくなれば、攻撃的な麻雀が打てる」という趣旨のコメントもしばしば見かけますが、まさにそれです。
「リーチするためにオリを強化する」っていうのは中々趣きがあります(個人的感想)

さて、今回はその「オリ」について、主に他家のリーチに対して自分が意識するようになったことを挙げたいと思います。
自分が特上卓でたくさん打ってる内に特に強化されたのはこの部分な気がしています。
以下、参考になれば。


☆対リーチにちゃんとオリ切るために

先手を取られる、その中でも副露によるヒントがないリーチを受けた場合というのはオリとしてはかなり大変です。
ということで他家のリーチに対して対策の意識をもっておくよう心がけるようになりました。

これに関して自分の今現在としては、
「今リーチを受けても大丈夫なように安牌を抱える」
ということではなく、
「今リーチを受けたら最初にどれを切るか決めておく」
という方向性でやっています。
(安牌なくてもオリる前提ならそうそう振ることはないと思っているというのが大きい)。

「最初にどれを切るか決める」ために具体的に何を考えるかについては後述しますが、とにかく大事なのは「リーチを受けて1発目の切り順からなるべく時間を使わないこと」です。

結局のところ、オリに関して何を考えればいいかという技術的なことはわかってる方は多いと思うんです。
例えば以下のような情報を集めながらオリてると思います。
・スジ
・ワンチャンス、ノーチャンス
・序盤に切られてる牌の外側の牌か
・他家が危険牌切ってないか(押し返しがいないか)
など。

ただ、段位戦で大事なのは「時間内に」情報収集して決断しなければならないということです。
毎巡30秒もらえたらもっとちゃんとオリられるんじゃないでしょうか?
でも実際は判断のスピードが求められます。

このためにリーチ受けちゃった場合の1発目にどうするかを先んじて考えておきます。

いやいや、1発目だけ決めておいても大して変わらないのではないか?
というご意見もあるかと思いますが、自分は以下2つの理由でかなり意味があると思っています。


①対リーチ1発目は考えることが多い
リーチ受けた時は安牌を探す以前に、そもそも押すかオリるかの押し引きを決める必要があります。
パッと見でゼンツとかベタオリにすぐ決め打てるならいいんですが、迷うことも多く、案外時間を食うものです。

押し引きを判断するためには現状況を把握する必要があるわけですが、その際は安牌の数、手牌価値(打点、受け入れ)、点況など様々なことを確認しないといけません。
これをリーチ受けた後にゼロから開始して、「うーん微妙だなー、どうしよっかなー、でへへ😝」なんてやっていたらそりゃ時間が足りなくなります。

結果、安牌が少ないからとりあえず押すとか、放銃が罪すぎるから一切れ字牌も切らず現物を抜くとか、状況に応じて色んな結論になりますが、それは自分の基準と合致しているならなんでもいいです。
いずれにせよ、ここを考えておくことで大きくタイムロスが減らせます。
おじさんがよく「あー、もうこうなったら河なんて見ない」というようなことを言ってますが、これも事前に状況把握と押し引き判断(どうあろうとゼンツする)を済ませている話かと。
そもそも点況なんかは開局時にはわかるわけですから、その局のテーマを考える中で押さえておきたいですね。

かつ、この押し引き判断に必要な情報はオリるための情報ともリンクしますので、オリると決めたあとも正確な判断がしやすくなります。

②次の安牌を探す時間と気持ちの余裕をキープできる
思っているよりこれが本当にデカいです。
1発目に5秒余裕が作れれば、その5秒で次に切る牌を余裕をもって探すことができます。
それを見つけられたら次・・・と先手先手で安牌を探せるのでずっと楽な状態をキープしやすいです。

一方、1発目の時点で余裕がなくなると、その後もずっと余裕がない状況が続くことになりがちです。
当然のことながらしくじりやすくなります。

結局のところ、オリはミスとの戦い。
そしてオリてる時のミスは失点に直結し、致命的になることが多いです。
そして後悔もすごい。

懺悔

リーチ者が出るとその人は即ツモ切りになって自分の番が速く回ってきがちになり、余計焦ります。
時間的な余裕を作り、いかに必要十分な情報を落ち着いて集め判断できるか。
オリはこれに尽きると思っています。

もちろんどこからリーチが来るかによっても選択は異なりますし、毎巡毎巡状況も変わります。
リーチが来る前に常に全てを想定しておくというのは相当大変です。
それでも、完璧とまでいかなくてもできる分だけでもやっておければ、頭空っぽ夢詰め込めちゃう無策な状態と比べたら雲泥の差となります。

あとついでに言うと、自分の考えてる時間は他家の考えてる時間でもあります。
自分が素早く決めることで他家がしくじるかもしれません😈
まあこれは副次的な話なのでこれありきで早くする必要はないとは思いますけど。

ごちゃごちゃと書いてきましたが、こういったことを考えられるようにするためにも、自分自身の手牌進行についてはできるだけ頭のリソースをさかないようにしたいですね。
となるとやるべきは牌効率の勉強や平面何切るなどの練習に行きつくわけで、なんにせよ牌理基礎は大事だということになりますね(笑)

☆締め
今回は時間の温存というテーマのため段位戦前提に近い話になってしまいましたが、時間的余裕を持って考えられてる時は状況がよく見えるわけで、オリ以外の色んな選択についてもよくなると思っています。
先手意識は様々な場面で役に立つはず!

と、ここまで語っておいてなんですが、自分も言うてまだまだです。
引き続き精進します😗

それでは今回はこの辺で終わりです。
次回はオリ方についてもう少し書いてみてもいいかな、という感じです。
また気が向いたら書きます。(笑)

ご拝読ありがとうございました〜👋

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