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成長の軌跡メモ① ひよらない心構え
こんにちわ。ぺるきちことぺるそなです(謎)
久々にnote書くかあ、と思った時、以下のようなご提案を頂きました。
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これを受け、天鳳特上卓入りしてから現在に至るまで、自分の麻雀が進化したと感じられたポイントについて語りたい。
・・・と思っていたのですが、なんだか色々思い至りまくって収拾つかなくなってきました😇
なので、シリーズ化してのんびり小出しにしてみようと思います。
全部読む人おるんか?
いやそもそもお前さんはちゃんと書き続けられるんか?
それはわかりませんが(笑)、初心者〜中級者の方々の参考にでもなれば幸いです。
初回は主に精神面に関わるブレイクスルーについて話してみたいと思います。
ラス回避麻雀における心構え
以下、天鳳六段坂を例にして話を進めます。
六段坂は特上卓半荘戦において75/30/0/-120の傾斜で、1234を1回ずつ取ったらマイナスという、ラスが非常に重い配分になっております。
鳳凰卓到達への最後の試練と言えます。
自分がこの坂を攻略できた要因はいくつもあるのですが、その1つとして、とあるメンタリティが確立されたことがあると思っております。
それは、
ラスを引くのを恐れない
です。
正気か?😨
でもこれは本当に大事なことだと思っています。
もう少し詳細に言うと
チャンスでひよらないようにするため、ラスへの恐怖を振り払う
ということです。
突然ですが
「ラス回避するにはどうしたらいいか?」
と聞かれたら、なんと答えますか?
だいたいの人が「放銃しないようにする」と答えるのではないかと思います。
もちろんそれも大事です。
大事なんですが、それ以上に大事だと思っていることは「取れるところできちんと点棒を稼ぐ」です。
結局のところ、放銃回避の意識だけでラスを完全に避けるのは無理です。
「5巡目のダマ親マンに振り込んで結果ラス。こんなん回避不可能や!」
みたいな経験は誰しもあると思います。
どうしたって事故みたいなことは起きます。
それでも、他の局でしっかり加点できればラスにならずに済むこともあります。
あるいはその半荘でラスっても、他の半荘でしっかり攻めてトップを取れていれば、トータルのポイント減少を食い止めることができます。
チャンスがきた時に最大のプラスを取り切る
これがラス回避麻雀において実は相当重要なことなんじゃないかなと。
自分は特上卓上がったくらいの頃は守備がボロボロだったこともあり、まず不要なリスクを取らない麻雀を追求していました。
それはそれで絶対に必要な技術ではあり、今回とは異なるブレイクスルーの1つではあったのですが、加えてこの「プラスを取り切る意識」というのを持てるようになったのが非常に大きかったと感じてます。
以下、具体的な話が続きます。
ひよらない心構え1
ではひよるなって具体的にどうするのか。
とにかく1番意識するようにしたのは「リーチする」。これです。
何を当たり前のこと言ってるんだ、と思うかもしれませんが。
まず前提として、リーチすることはどれくらい有効なのか?
これは一発裏ドラといった偶然役が複合することもあって単純にリーチが強い役であることから、テンパイした時は大半のケースでリーチした方が局収支がよくなります。
詳しくは新・科学する麻雀(とつげき東北さんの本)などを参照下さい。
つまり基本的にはテンパイ即リーでいいくらいリーチするのは有効なはずです。
ですが守備意識を向上させていた一時期、リーチが気軽に打てなくなってしまっていました。
上達してきたことによって、場況・他家の速度及び打点レンジ・点棒状況など、初心者の時には気づかなかった要素に気づくようになってきたからです。
このあたりを意識しているとテンパイした時に、
この待ちは薄いのでは?
すぐに追っかけられてピンチになるのでは?
トップ目だし、わざわざリーチする必要はないのでは?
といったようなことを思うようになりました。
リーチした結果裏目って放銃という負の経験の数も増えてきたため、リーチに対して恐怖心が芽生えてしまっている、ということですかね。
そして、その負の想いはラスへの恐怖に結びついてしまいがちです。
ここでリーチしたら放銃してラスる危険がある
ダマで確実に加点した方がラスから遠ざかるんじゃないか?
そういう気持ちが沸々と湧いてくるものですよね(え?ワイだけ?😵💫)
しかし、六段坂をあっという間に転がり落ち、降段も見えてきたタイミング、何かを変えたいと思った結果、守備の意識が強すぎるかもと感じていたこともあり、逆に開き直ってみることにしました。
すなわち、とにかくリーチして他家を叩き潰す気構えで挑む、ていうか面前じゃなくてもいけそうな時は引くのではなく押す。
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それでようやくMAX加点を目指すことの重要性を感じられるようになりました。
チャンスでリーチを打たず打点を損したり、他家に余裕を与えたりすることの方が、逆にラスに繋がっていたりするのだと。
もちろんリーチしたせいでラスることもあります。
でもリーチすることでラスを避けられたり、トップを取れたりする場面の方が絶対に多いです。
麻雀覚えたては何もかもリーチしまくり
→成長に伴いなんとなくリーチを自重する場面が出てくる
→再度リーチする意義を信じられるようになってきた
という流れですかね。
ラス引きかねないとか関係ねえ、このチャンスで期待値大損のダマなんてありえねえ、そういう気持ちをしっかり持てるようになりました(今でもひよっちゃう時はありますけどね)。
これはNAGAで牌譜検討したり、Twitterで意見をもらったりしたことが非常に影響してます。
色々な方々に感謝です🙇♂️
気をつける点を挙げるとするなら、前提としてリーチはすると決めてるわけなので、価値の低いリーチにならないように手組みの段階から意識するということです。
要は打点もアガりやすさもないテンパイにならないようには対応します。愚形ターツを積極的に払うなど。
逆にドラ2など打点が確保されている場合は、愚形だろうがなんだろうがテンパイ目指し、張ったらリーチします。
あくまで「チャンスであれば」放銃リスクなんか気にせずしっかりリーチする、ということです。
親リー受けてる状況でとてもアガれなさそうな愚形1300の期待値マイナスの追っかけリーチする、と言っているわけではないです。
それ、そもそもチャンスじゃなくてピンチなので。
ひよらない心構え2
自分がもう1つ心構えとして持つようになったのは「なんでも鳴けばいいというものではない」ということです。
なんかちょっとわからないですね。具体例を出します。
東2局、6巡目、子、点棒平たい、タンピンドラ1確定で両面ターツ2つのイーシャンテン
ここで上家からチーテン取れる牌が出ました。これを鳴くか?
玉の間でこれを鳴く人をよく見かけますね。
もちろんここで2000点アガるとラス率は少し下がるとは思います。
アガるためにとりあえず前進したい
点棒平たいから少しでもリードが欲しい
他家にアガられてしまっては台無しだ
このような恐れにも似た強迫観念が鳴かせにくる感覚もわかります。
実際、自分も取れるテンパイは基本的に取るスタンスで打っていた時期がありました。
ただ、色々と牌譜検討などしていく内に、恐れに突き動かされてなんとなく鳴いてしまうことに対して「チャンスなのにひよっている」と感じるようになりました。
上の例はなにせリーチしてツモると満貫、裏ドラなど絡めば跳満まで見える手です。大チャンス手なのです。
鳴きにはスピードを上げるという最大のメリットがあるわけですが、リーチとツモの2飜を失うという最大のデメリットもあります。
上の例だとピンフもあるのでそれも消えます。鳴くと計3飜ダウン。これはあまりにもったいないな、と。
もちろんこれが南3局のトップ目というなら局消化を見て鳴くかもしれません。
でも東場に小さくまとまってしまうと、のちのち自分の首を絞めることになってしまいがちです。
「いやいや、だって他家の河見たらすぐにリーチきそうな感じだもん。まだ6巡目とはいえ悠長なこと言ってられないよ、速度合わせなきゃ」
みたいに反論したいケースもあるかと思います。
これに対する今の自分の答えは、
「合わせる必要なんてない。チャンス手を安くしてしまうことの方が相手の思う壺」
です。
そもそも仮に他家がイーシャンテンだとしても、有効牌を引けない限りは脅威ではないわけです。そんなのはどうなるかわからない不確定事項です。なら自己都合を優先します。
「結果的に先にリーチされたらどうするんだ?」というのに対しては、遅れているのが確定したので、鳴いてアガれそうなら鳴くかもですが、ダメそうならベタオリも視野です。
いずれにせよ、ああ自分のターンじゃなかったんだな、仕方ないね、という気持ちで割り切るだけです。
「鳴いてたらアガれてたのに〜」なんて知ったことじゃないのです。
鳴かなかったから跳満アガれるパターンだってありますし、そっちの方が大事と判断した結果、そうなっただけなので。
チャンス手を安くしてまで全てアガらなきゃいけないわけじゃない
全部アガりたいなんてのは恐れの裏返し
だんだんとそういう意識になってきました。
ダメだった時は後のチャンスを逃さないようしっかり準備するのみです。
さて、改めて自分の鳴き基準を整理しますと、基本的に以下①〜③の内どれか1つは満たされているのが最低限の前提だと思っています。
先ほどの例は以下の①〜③どれも満たしていないので、自分は鳴きません。
①面前ではアガれなさそう
愚形が多い、残り巡目が少ない、他家がテンパイしていて間に合ってない、など
②ドラや手役などが絡んで鳴いても高得点になる状況のため、速度を上げたい
ドラ3内蔵、染め、トイトイ、供託どっさりなど
③アガること自体に価値がある
ラス前やオーラスで局消化したい、ライバルの親だから蹴りたい、など
今回の例はスルーの方がそもそも多いとは思いますが、他にも様々なチャンスの場面において鳴くかどうかの選択は出てきます。
そういう時に慌てず、狙えそうなら大きな加点をしっかり目指す、この姿勢がブレなくなったのが自分としては大きかったと思っています。
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ケチな点棒拾う気なし・・・
なお、鳴きというのはめちゃ繊細で、ちょっとしたことで鳴くべき・スルーすべきが変わるものです。
あくまで今回は大局的に持つべき意識の話で、1つ1つの局面ごとにどうすべきかはその都度検討するのが良いと思います。
ひよらない心構え3
これが今回の最後です。
チャンスの時は安牌は持たない
チャンスだと思ったら、安牌は手牌的に余裕があれば持つくらいで、受け入れ狭くしてまでは持ちません。
これもチャンスをできるだけ点棒に結びつけるためです。
そもそも安牌持って1巡しのげたからなんだというんだ、という価値観に今はなってます。
安牌じゃないフォロー牌1枚持ってたとして、それが刺さる確率なんてたかがしれてることが大半。
それがよほど当たりそうなら諦めてベタオリするだけですし。
それよりも、先制できる可能性を少しでも上げることを優先するという考え方になります。
これも存外効果が高かったです。
安牌に関連して守りやオリについてもブレイクスルーになったポイントがありまして、そちらはいずれ別に詳しく書こうと思ってますので、この項はこのくらいで軽めに終わっておきます。
終わりに
長々と語ってしまいました。
いや、精神論と見せかけて結構技術寄りの話してねえか?
おっしゃる通りです。書いてる内になんかこうなってしまいました。
しかもいうてそんな大した話でもないし!
不運による失点を恐れることなくしっかり攻めるのが大事!ってことだけです。
まあいっか🤪
スマートに書くの無理そうなんで、今後もこんな感じで思いつくままテキトーにやってみます。
それでも読んで頂けるのならとてつもなく幸いです😀
次回は、技術的に特に大事だと思っている点況に応じた構想・押し引きあたりを書くかな〜という感じです。
それではまた〜👋
ぺるきち。
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